手料理がなくなる日も近い!? 料理用3Dプリンタ「Foodini」が開発される!

tocana / 2013年12月12日 19時15分

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 ついに来たか! ここ数年、さまざまなメディアで3Dプリンタが紹介されるようになり、一般の認知度もかなり向上してきましたが、それらのほとんどは、「樹脂」を用いて好みの形の「モノ」を生み出すことにフォーカスした装置でした。しかし今月10日に英Daily Mailによって報じられたこの3Dプリンタは、「食材」を用いて、「料理」を生み出すことができる装置なのです!

 今回、満を持して登場の運びとなった料理のための3Dプリンタ、その名を「Foodini」といいます。来年の夏ごろに835英ポンド(約14,000円)で発売される予定です。「Foodini」で料理を「プリント」するための手順とは、まず装置の前面に取り付けられたタッチスクリーンから、作りたい料理と、その見た目や形を選びます。そして、カプセルに入れた食材を、作ろうとする料理に合わせて充填するだけのようです。


■開発者の想いとは

 開発元であるバルセロナのNatural Machines社は、この装置は「テクノロジーと料理、そしてアートやデザインの融合」であるとしており、可愛い形のお菓子から手の込んだ料理まで、どんな料理でも作ることができる「料理のプリンタ革命」だとして胸を張っています。開発元は、一般家庭や飲食店を主なターゲットとして売り込もうとしているようですが、特に食品小売業界から強い関心を集めている模様です。スーパーマーケットなどでは、店頭で「Foodini」を用いて作った料理を販売することができ、なおかつ「Foodini」で使用する充填用のカプセルを家庭向けに販売することもできる、というのが理由のようです。

 記事によると、会社の共同創設者であるLynette Kucsma氏の前職は、マイクロソフトの広報マネージャーでした。彼女は「私たちの目指すものは、料理の手間を省き合理化することです。より多くの人に、健康的な家庭料理を食べてほしいと願っているのです」と語っています。また「Foodini」を用いることで、子どもを喜ばせるために動物やアニメのキャラクターをかたどった料理を作ったり、ケーキの上にメッセージをプリントすることも簡単にできるとアピールしています。「手料理では難しい部分を『Foodini』にやらせてください。あなたは新鮮な材料を用意して、機械に充填するだけです。あとは『Foodini』がすべてやってくれます。できあがったら、取り出して火にかけるか、そのまま食べるだけです」とのことです。

■一方で、まだまだ課題も......

 ここで少し疑問に思ったあなた、そうなんです。「Foodini」は料理を保温してくれるものの、加熱調理までしてくれるわけではありません。そのため、ピザのような加熱調理が必要な料理の場合、「Foodini」で作ることができるのはオーブンに入れる前の段階まで。「プリント」して、そのまま食べることはできません。Natural Machines社の広報は「Foodini」の現時点の限界を認めつつも、料理の時間が短縮されることは明らかだとし、「手料理では難しい、複雑なトッピングなどを施すことで、見た目にも面白い料理を作ることができるでしょう」と語っています。

 いつの日か、このような「料理のためのプリンタ」が、電子レンジや冷蔵庫のように、一家に一台と言われる時代が来るのでしょうか。

tocana

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