脳みそを狙って食べる5種の動物 残酷で歪んだ本能とは?

TOCANA / 2013年12月13日 15時40分

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 脳みそを食べるというとどのようなイメージが浮かぶでしょうか? ホラー映画に登場するゾンビのように、本能のままに血肉をかじり脳みそをすする姿、生きた猿の脳みそを使う中国の珍味、「猿脳」など......。いずれも脳みそを食べるという習慣のない日本では、残酷でゲテモノ食というイメージが強いのではと思います。

 そんな脳みそ食いを好んで行う5種の動物がいると11月18日、ロシアのニュースサイト「Фактрум」で紹介され、「グロテスクな脳みそ食いをまさかこんな動物が行っているなんて」......と海外で驚きを呼んでいます。

■人間の脳を食べる・有鉤条虫(ゆうこうのうちゅう)

 まず最初は、有鉤条虫と呼ばれる寄生虫。脳みそを食べるというイメージにぴったりのビジュアルです。この寄生虫は生の豚肉などにまず寄生し、次に人間に感染。血液の流れに乗って人の脳に辿り着き、脳を貪り食うのです。豚肉を食べる際は焼き加減にどうかご用心を。


■究極のアブノーマル 自分の脳を食べる・ホヤ

 東北地方などでは食材として扱われるホヤ。このホヤも脳みそを食べるのですが、その食べる脳みそというのが何と自分のもの。ホヤは幼生の頃はオタマジャクシのような姿で海を泳ぐため脳を形成します。しかし岩場などに定着し、泳ぐ必要がなくなると自分の脳みそを消化してしまうのです。自分で自分の脳みそを消化するとは随分とアブノーマルな性質です。
 寄生虫や海の軟体生物など、ここまでは脳みそを食べると言われても何となく納得できるのではないでしょうか。それでは次の動物です。


■鳥の脳みそしか要らぬ美食家・LUMHOLTZ' TREE KANGAROO

 続いては、日本ではツリーカンガルーとも呼ばれる、木に登るカンガルーの仲間から。普段は葉や木の実など草食的な彼らですが、時折たんぱく質を摂取するために鳥を捕まえて食べます。そして、捕まえた鳥の脳みそだけを食べて、残りはほとんど捨ててしまうのだとか。たんぱく質の摂取だけでは説明できない食のこだわりを感じます。


■内臓マニア・シジュウカラ

 円らな瞳にふわふわの羽毛。見るからに可愛らしい姿の小鳥です。小鳥らしく木の実や昆虫などを食料とするこのシジュウカラですが、食料の減る冬場になると、この可愛らしい小鳥は残虐な捕食者へと変貌します。洞窟などで冬眠しているコウモリを発見すると、くちばしで頭蓋骨に穴を開け、その脳みそをすすり食うのだそうです。時にはほかの臓器にまでくちばしを伸ばすこともあるのだとか。内臓への飽くなき食欲を感じさせますね。


■ネズミの脳みそが常食・シマリス

 最後を飾るのはその愛くるしい姿から愛好者も多いであろうシマリスです。ドングリなど木の実を食べるイメージの強い彼らですが、雑食性で食欲旺盛なので木の実に限らずきのこや昆虫など割と何でも食べるのですが、そんな彼らが定期的に食べるもの、それがネズミの脳みそです。鋭い前歯で頭からぼりぼりと丸かじりします。中でもシマリスは頻繁にネズミの脳みそを食べるのだそうですが、その原因は不明のままだそうです。膨らんだ頬袋に何を詰めているのか。シマリスの表情に狂気を感じます。

【各動物の画像はコチラ→http://tocana.jp/2013/12/post_3359.html】

 過酷な自然界の中で、時に残酷に映る弱肉強食の世界。しかしそれだけでは未だ説明することのできない、歪んだ嗜好が動物たちには隠されているのかもしれません。
(文=石井洋平)

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