妊娠中にビタミンDを摂取すると“強い胎児“が生まれる!? 英・研究で判明

tocana / 2014年1月27日 20時0分

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 一度きりの人生、せっかくこの世に生を受けたからには楽しく過ごしたいですよね。そのためには、まず健康であることが第一ですが、実は、妊娠中の母親がある物質を多く摂取していると、それだけで産まれる子が末永く健康に暮らせる可能性が高まるそうです。妊娠中に"強くてニューゲーム"のチャンスがあるという、そんな興味深い研究が、今年1月にイギリスで報告されています。

 では、その物質とはいったい何だと思いますか? ...実はビタミンDなんです。もっと聞いたことがないような物質かと思いきや、意外と身近な栄養素がキーマンでした。ビタミンDといえば、「魚やキノコ」などによく含まれるビタミンで、食べ物から摂取する以外にも、日光浴により体内で生成されています。血中のカルシウム濃度を高めることによって、骨の健康を保ってくれる重要な栄養素なのですが、その栄養素の妊娠中の摂取量が、なぜ生涯にわたって健康に影響するのでしょうか。

 「Daily Mail」が報じたところによると、妊娠中に母親がビタミンDを高程度に摂取すると、産まれる子の筋肉が強くなる傾向があるということです。対象が700人程の調査だったのですが、母親が十分にビタミンDを摂取した子とそうでない子の発育を長期にわたり調査し比較したところ、4歳時点の握力や筋肉量の数値に差が出ました。ビタミンDが子宮内における胎児の筋繊維の発達に関与していると考えられています。
 代謝や内分泌を専門としているサウサンプトン大学のニコラス・ハーヴェイ教授によると、幼少期にしっかりと筋肉が発達していると、その後も引き続き順調に発達することが多いようで、大人になっても筋肉量を保てる可能性が高いそうです。そうなれば老後の転倒や骨折のリスクは減り、また、筋肉がインスリンの働きにより血糖値を下げることから、糖尿病のリスクも低くなるということです。さらに近年の研究ではビタミンDがその他にもアルツハイマー病、前立腺がん、多発性硬化症、心疾患などの様々な病気の予防に関係するとも言われており、今後もその動向から目が離せない状況です。

 そんな重要栄養素のビタミンD、当然、既に生まれてしまった我々も十分に摂取したいですよね。日本におけるその食事摂取基準は成人で5.5μg(妊婦は7μg、授乳婦は8μg)ほどです。これは、夏場では正午頃に5分ほど日光浴をすれば体内で生成できる量のようですが、冬場は日光が弱いため数十分から数時間かかってしまいます。そうなるとやはり食物からの摂取が大事です、というわけで今晩は魚とキノコがたっぷり入ったお鍋などはいかがでしょうか。更にトレーニングもすれば、きっとキミもパーフェクトボディ!
(杉田彬)

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