“考えさせられるディープ・スポット“品川「お肉の情報館」が超リアル! ~お肉を食べる前に、もう一度知るべきこと~

TOCANA / 2014年2月7日 14時45分


■品川「お肉の情報館」へ!

 そしてお腹いっぱいになった後は、もう一つの見学スポット「お肉の情報館」を目指そう。案内によれば「食肉市場のことを知って頂くため、①と場の業務・役割の紹介 ②肉の生産・流通の紹介 ③食肉市場・と場に対する偏見や差別の解消など、皆様に親しまれる開かれた市場づくりと市場の活性化を図ることを目的に、平成14年12月に市場内に開設しました」とのこと。

 入場無料で、小中学生の社会科見学でもよく使われるこの資料館。受付を済ませて入場すれば、ワンフロアーのスペースに解体作業員のマネキン、実寸大の牛豚フィギュア、巨大な枝肉がぶら下がる光景が目に入る。

・実寸大のお肉を持ち上げる

その傍らにはレバー、心臓、タンの作り物も牛豚両方揃えられていて、なかなかにリアル。大きさ、重さも正確に再現しており、実際に持ち上げてくださいとの但し書きが。牛のレバーが非常に大きくて重かったりと、勉強になることしきりだ。

・リアルな映像で学べるDVD

 DVDコーナーでは、食肉加工の歴史や現場を拝見。声優である増岡弘(マスオさん、ジャムおじさんなど)が声をあてた「お肉博士」が、子供たちに分かりやすく説明するという内容だ。しかし子供向けと侮るなかれ。牛豚を失命させるところから、首を切り裂いて大量の血をドバーッと流すところ、内臓をデロデローッと取り出すシーン、脳から延髄を摘出してBSE検査にまわす場面まで、解体の流れをキチンと追ってくれている。それらにかぶせてジャムおじさんの優しい声で解説が入るという、かなりディープな映像体験。ショックを受ける子供も多いようだが、もちろん肉を食べる以上は知っておかなければならない現実である。

・差別文書が展示されている

 また当館では、食肉作業員にまつわる差別など、人権問題についてもスペースが割かれている。特に衝撃的なのは、10年前に起きた「連続大量差別はがき事件」についてのコーナー。犯人が市場に送った差別はがきのコピーが何枚も展示されており、その狂った文章を直筆に近い形で読むことができるのだ。

 日常的にお肉を食べている我々だが、その実態についてはあまり意識したことがない。東京食肉市場、そして「お肉の情報館」を訪れれば、食肉のリアルを学べるだろう。館内は撮影禁止なので、是非とも足を運び、その目で見学してもらいたい。

 実はもう一度、生ハム食べ放題にトライしようと思っている僕。しかしあの長~い行列に並んでいる時も

「苦労して牛豚を育て、解体し、流通してくれる皆さんのおかげで、美味しい生ハムが腹いっぱい食べられるのだな!」

 そう意識するよう、心がけておきたいものだ。
(吉田悠軌)

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