驚異のプラシーボ効果! “失敗手術“でもみるみる回復する実験結果に医学界も驚き

tocana / 2014年2月16日 14時30分

 プラシーボ(偽薬)効果とは、薬理作用のないものを本物の薬であると「思い込ませること」によって、治療効果をもたらす反応のことである。大半の場合、乳糖や澱粉、生理食塩水などを実際の薬同様カプセルに入れて用いられる。ノンアルコールビールで酔ったように感じるのもプラシーボ効果の一種である。プラシーボ効果が医学的に有効であるということは、今までに多々報告されてきたが、近年、鬱病およびパーキンソン病に伴う苦痛の緩和にも非常に有効的であるということを示唆する研究結果が発表されている。また、実際にはただの水でしかない薬が、生命の危機的状況を救ったり、皮膚に触れない針治療が、思いがけぬ効能を出したりと、プラシーボ効果への注目は非常に高まっている。

■ダミー手術!! 新しい形態のプラシーボ効果!?

 ミネソタ州に本部を置くメイヨークリニックの放医師であるデイビッド・カルメス博士は、投薬だけでなく、「ダミーの手術」によっても、劇的なプラシーボ効果が得られることを発見した。メイヨークリニックは、世界的に非常に進んだ医療技術を持っており、アメリカ大統領もしばし訪れるほどである。カルメス博士は過去15年にわたり、医学的な接合手術を用いて、背骨の骨折を治療してきた。それは「椎骨形成術」といわれる方法で、圧迫骨折によりつぶれた椎骨をセメントで整復し、従来の方法より除痛効果が高いとされている。しかし、カルメス博士は「手術を通して実に驚くべき結果を見つけた」と語る。「実際のところ、正確に何が起きているのか疑問に思うことが度々ありました。というのも、著しく失敗したと思われた手術によっても、成功した時と同様に回復するというケースが数度あったからなのです。つまり、何の効果もないはずのセメントが、明らかに何かしらの効果を出している可能性があるということなのです」と、慎重に語る。

■驚きのプラシーボ実験。まるでお医者さんごっこ??

 そこでカルメス博士は普通では考えられない実験をすることを決断する。それは。「椎骨形成術」がプラシーボよりも効果があったのかを確かめる実験である。医者であれば皆が躊躇する実験であるが、科学的見地からすれば、阻止できぬものである。椎骨形成術が必要な患者130人を対象にし、その半数に実際に「椎骨形成術」を施し、そして同様にプラシーボ効果を与えた。この場合、プラシーボに使われるものは、ダミーのカプセルではく、「ダミー手術」だ。患者達は、自分がどちらの処置をされたのか知らされていない。この際、患者がどちらの処置をされたのか気づく事のないように、精巧な策略をたてる必要があった。患者はみな「手術」に対し、同じ覚悟でのぞみ、手術室へ運ばれ、局部麻酔薬を与えらた。そしてコンピュータがランダムでどちらの手術を施すかを決めた、つまり本当の手術と、ダミーの手術とを。医師たちですら、どの患者に「ダミー手術」を施すかは事前に知らされることはなかった。

tocana

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