「キム・ヨナは不調、葛西は大活躍。浅田は...」ソチ五輪の予言! ~荒川の金メダルを予言した岐阜の神~

tocana / 2014年2月19日 9時0分

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 粥占(かゆうら)という占いをご存じだろうか? 粥を用いて1年の豊作や世相の吉凶を占うもので、各地の神社の祭礼として行われる。やり方は、煮え上がった粥の中に棒を入れてかき回し、棒についた米粒の数で占いを行うというもの。他の方法としては、細い竹管などを米と一緒に釜で煮て、竹管の中に入った米粒の数で吉凶を見る「筒粥神事」(つつがゆしんじ)と呼ばれる形式もある。

 さて、岐阜県高山市丹生川町旗鉾の「伊太祁曽(いたきそ)神社」で毎年行われる「管粥神事(くだがいしんじ)」も、その1つだ。麻の茎に入り込んだ粥の入り具合を見て、その年の吉凶を占う。茎の中に米や豆が多く入るほど「吉」と判断し、小豆があると特に良いのだという。600年以上前から伝わる伝統的な神事で、今年は1月14日に行われた。

 この神社の神事では、天候、農作物、景気などを占うことはほかの粥占と同様だが、プロ野球の優勝チームも含めた100項目ほどの質問が用意されるというのが面白い。
昨年は、プロ野球はセ・リーグが阪神好調で巨人が後半優勝争いに絡む兆しあり、パ・リーグは楽天の優勝と出た。

 実際の結果は、セリーグは巨人がほぼ首位を維持し、阪神が首位を狙うパターンで、ほぼ的中。パ・リーグは楽天が歴史的日本一になり、ほとんどの評論家が外した予想を的中させた。正に神業だ。

 2006年トリノ冬季五輪の時は、女子フィギュアスケート競技の荒川静香選手の金メダル獲得を的中させた。

 今年もソチ冬季五輪の年ということで、各競技のメダル獲得の可否が占われた。
 その結果として、まず女子フィギュアでは、鈴木明子選手が「ダントツに」メダル最有力で、続いて村上選手、浅田選手の順となった。浅田選手が鈴木選手や村上選手よりも順位が低いというのが予想外だが、さてどうなるか。

 男子では高橋選手、町田選手、羽生選手の順と出たが、実際は羽生選手が金メダルで、町田5位、高橋6位入賞と、順番が逆になった。キム・ヨナ選手、パトリック・チャン選手についても占ったが、粥が1粒も入らず彼らは不調で「男女で日本勢がメダル独占」との解釈となった。

 占いは外れたものの、チャン選手も予想外の失敗が続き、羽生選手を逆転することができないほどの不調だったことを考えると、この占い結果も大きく外れているとはいえない。キム・ヨナ選手も不調と出ているが、さてどうなるか。

 スキージャンプでは、女子が伊藤有希選手、高梨沙羅選手の順にメダルの可能性と出たが、実際は伊藤が7位、高梨が4位と、メダルに届かず。男子は葛西選手が大活躍と出たが、41歳にして銀メダル獲得となり、団体でも若手たちをリードして銅メダルに輝き、まさに「大活躍」したので、的中といえるだろう。

 今年のプロ野球では、セ・リーグが中日が優勢で、阪神とヤクルトが続き、パ・リーグでは西武と楽天が良く、日本ハムが続くと出たが、果たしてどうなるか。自然災害では、台風や地震は少ないということだが、本当にそうなってほしいものだ。

 たとえ神さまが的確な予言をしても、読み手が誤って解釈すればハズレとなる。およそあらゆる占いは、占う人間の「霊感」によって左右されるものだ。だが、この神社の管粥神事は、偶然とは思えないほど的中することがあるようだ。考えてみると、人間による予言よりも神の予言の方が当たるというのは、当たり前なのかもしれない。
(百瀬直也)

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