iPadで視力回復!? 1日25分間で31%の視力向上というびっくり報告!

tocana / 2014年2月20日 11時0分

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 起床から就寝まで、ディスプレイに囲まれた生活を送っている現代人。近年はスマートフォンやタブレットの普及によって、その傾向に一段と拍車がかかっている状態だ。「ディスプレイばかり見つめていると目に悪い」と感じてはいるものの、こればかりは仕方ない......と思いきや、そんな私たちの共通認識を覆す研究結果が発表された!

 「1日25分間、iPadやコンピュータのディスプレイを用いたトレーニングに取り組むことによって、視力を3分の1も向上させることができる」という研究結果を発表したのは、カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)のアーロン・ザイツ准教授だ。


■トレーニング方法とは?

 今月17日、学術誌「Current Biology」上に掲載された報告によると、ザイツ准教授らの研究グループは、UCRの野球チームに所属する選手19名を対象とした視力向上実験を行った。選手たちには、1日に25分間、ザイツ准教授が特別に開発したiPadやコンピュータ上で動作するビデオゲームに取り組むことが求められたという。そして2ヵ月が過ぎたころ、彼らの視力には大きな変化が表れたのだった。


■野球選手たちの成績が向上!

 なんと選手たちの視力は、平均して約31%も向上していたのだ。中には、通常の3倍離れた距離から視力検査表を読み取れるようになった選手も存在するほどだった。その結果、シーズン開始後の選手たちは、打率・三振率・出塁率などに著しい成長が見られ、シーズンを通しての獲得点数は、事前の分析予測を41点も上回っていたという。では一体、ザイツ准教授が彼らに課したビデオゲームとはどのようなものだったのだろうか。

■トレーニングの目的は、脳!

 残念ながら、ザイツ教授はビデオゲームの内容について詳細を語ってはいない。しかしそれは、目の筋肉を鍛える従来の視力向上トレーニングとは異なり、脳を鍛えることに主眼を置いてデザインされたものであるという。つまり、目から入ってくる視覚信号に、よりよく反応することができるように脳を鍛えるトレーニングだったというのだ。

 ザイツ教授は、「ジムに行ってエクササイズに取り組むと、私たちの肉体的な健康を増進させることができますよね。脳に対しても同様のことができるのです」「脳のエクササイズに取り組むことによって、認知的な機能も向上させることができるのです」と語っている。現在このトレーニングを、他のアスリートや警察官などの視力向上に用いる構想も存在しているという。視力の向上により、彼らの可能性が大きく広がる見込みのようだ。


 私たちの視覚は、目という器官の機能だけではなく、そこから入ってきた信号を分析する脳の力にも大きく左右されていることを示す今回の研究。ディスプレイを見つめてばかりいることが、必ずしも目を悪くする原因とはならないようだ。「ディスプレイも頭も使いよう」で、私たちの視力を向上させることさえできるのだ。
(ヨムノ・トルグ)

tocana

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