小保方さんバッシングに疑問の声 過度な個人攻撃に違和感

tocana / 2014年3月18日 9時0分

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 連日、メディアを賑わせている理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーらが発表した「STAP論文」。

 今年1月末に世界的学術誌『Nature』上で発表された論文は、「ノーベル平和賞ものだ」と、一時はメディアで賞賛されたのだが、今では「未熟」「論文の体をなしていない」と手のひらを返しをされている形だ。

 なぜ、このような事態に陥ってしまったのか?

 まず、ほとんどの人たちが「STAP論文」の中味ではなく、メディア報道に躍らされてしまったことが挙げられるだろう。本来であれば、「STAP論文」の真偽を確認すべきだったが、多くのメディアが識者のコメントも取らずに報道してしまった。

 当時の報道内容を見返すと、

『リケジョのエース メーカー各社も就職活動でリケジョを重視』
『おばあちゃんのかっぽう着姿に好感 かっぽう着ブーム到来』
『かわいすぎる研究者』

 など、小保方個人がフューチャーされた。

 その一方で、ツイッターやブログでは、画像の転用や文言の剽窃を指摘され、さらに研究者から「STAP細胞を再現できない」という声もあがっていた。

 そして、2月15日。「理化学研究所(以下、理研)が小保方晴子氏に聞き取り調査を行った」と毎日新聞が報道すると、一気に風向きが変わる。まったく報道されていなかった「STAP論文」の中味を、各大手メディアが識者に依頼して検証を行い始めたのだ。

 すると、DNA分析の実験画像に一部、切り貼りした痕跡が残っていること。他の実験論文と内容が同じこと。異なるはずの細胞画像が、違う研究内容のものと同じ画像になっていることなどが指摘された。

 この報道を受け、世論も動く。小保方は、たった2週間で"リケジョのエース"から、"稀代のペテン師"に転落し、理研もすぐに会見を行う。幹部たちは「画像流用」「盗用」などの論文の改ざんを認め謝罪。野依良治理事長は「1人の未熟な研究者が膨大なデータを集積し、極めてずさんな取り扱いをして、責任感に乏しかった」と小保方を批判。これをメディアも後押ししているが、芸能人たちはこの報道に疑問を呈する。

 杉村太蔵は『サンデー・ジャポン』(TBS系)にて、「生命科学の分野の常識を覆す論文を、発表する際に、理研はどういうチェック体制になっているのか。他の論文も大丈夫なのか?」と、理研の任命責任も問う。テリー伊藤も、「会見で、理研のトップの方々が他人事のように話している」ことに違和感があると同調した。

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