飼い猫をレンジでチンした女! 与えた苦痛に対して下された判決は......=英国

tocana / 2014年3月18日 17時30分

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 米国発の都市伝説として、「猫レンジ」事件のエピソードはよく知られています。とあるお婆さんが、濡れてしまった飼い猫の毛を乾かすために、電子レンジに入れてスイッチをオン。猫は当然死んでしまいましたが、「注意喚起していなかったメーカーが悪い!」と訴訟を起こした結果、多額の賠償金を得たというものです。この話は、あくまでも米国の訴訟大国っぷりを揶揄したものであり、現実にこれをしてしまう人など......、英国にいたようです。

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 英国・南ヨークシャー州の治安判事裁判所は、動物に対して不必要な苦痛を与えて殺したとして、ローラ・カンリッフ被告(23)に14週の禁錮刑を科すとの判決を下しました。「その不必要な苦痛」とは、なんと飼い猫を電子レンジにかけたことだったというのです。

 BBCが今月13日に報じたところによると、カンリッフ被告が生後4ヵ月の子猫モーグリちゃんを電子レンジにかけたのは、水槽の金魚を襲ったことに対してお仕置きするためであったといいます。怒り狂った被告は、モーグリちゃんを電子レンジに詰め込んでから、タイマーを5分間にセットしてスイッチをオンにしたのです。

 1分が経ったところで我に返った被告は、モーグリちゃんを電子レンジから出しましたが、苦しみに悶えた後、呼吸困難に陥り90分後には死んでしまったといいます。裁判官のジョン・フォスター氏は、「被告を信頼し、頼りにしていた動物に対して行われた、あまりに恐ろしく残虐な行為」と指摘しました。

 裁判で弁護を担当したアラン・グリーブス氏は、カンリッフ被告には精神疾患があると主張しましたが、聞き入れられることはありませんでした。実際被告には過去20回ほど強制入院の記録が残されており、今回の事件も通院時に自ら口にしたことで判明したようです。

 リンゼイ・ハリス次席検事は、過去13年間このような事件を扱ったことは一度もなかったとした上で、「猫にとっては悪夢のような仕打ちだったでしょう。マイクロ波にさらされた猫の内臓は、熱で調理されてしまいます。死は長引き、その間の苦しみは想像もできません」と語っています。また「私達のねらいは、彼女に動物を飼うことを禁止し、このような苦しみを受ける動物を減らすことにある」そうです。ちなみに、カンリッフ被告には動物を飼うことが生涯禁止されました。

 他にも世界では、強盗が猫を電子レンジに入れて殺した事件(カナダ)や、自らの子どもを電子レンジに入れて殺害した事件(米国オハイオ州)なども報告されているようです。日ごろ便利な電子レンジが、生物を殺すほどのパワーを持った凶器にもなるということを留意しておいたほうがいいかもしれません。

tocana

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