近未来のステルス戦車「PL-01」がスゴい!! センサーと特殊タイルで変幻自在に姿を変える!?

tocana / 2014年4月4日 8時0分

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 高い機動力と攻撃・防御力を備え、近代以降の陸上戦における主役として各国の軍隊に配備されている戦車。最新技術によって、ステルス性能を持つ戦車が誕生したとして、各国で注目を集めています。敵の目を欺く「赤外線カモフラージュ」を始めとする、最強装備の数々をお伝えしましょう。

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■最新戦車の概要

 最新鋭ステルス戦車の名前は、「PL-01」。ポーランドの「機械設備開発研究センター(OBRUM)」と、英防衛大手「BAEシステムズ」の共同開発によって、試作機が完成しました。

 「PL-01」の全長は約7mで、重量は約35t、940馬力のディーゼルエンジンを動力とし、乗員は3名までとなっています。近年は機動力が重視されるようになり、世界的に戦車のサイズダウンへの要求が高まっていますが、今回の「PL-01」は、自衛隊の最新主力戦車「10式戦車」(全長9.42m、重量44t)と比べても圧倒的な小型・軽量化を果たしていることが分かります。

 小型・軽量な「PL-01」といっても、その装備は最新鋭の銃火器からミサイルまで、過剰とも呼べるほどの充実度となっています。さらに最新のセンサー技術によって、乗員にはあらゆる方角の視界が確保されているといい、「PL-01」は非常に強力な攻撃力を備えていることがうかがえます。

 しかし「PL-01」の能力で注目すべきは、何といってもそのステルス性能です。戦場で広く用いられる赤外線レーダーや暗視スコープの前で、なんと姿を消し去ることが可能だというのです。ではそのステルス性能の仕組とはどのようなものなのでしょう。


■ステルス性能の仕組みとは?

 「PL-01」の装甲は、ハチの巣状(六角形)の特殊な「スマートタイル」で覆われているといいます。温度を自在に変化させることができるこのタイルで、戦車の表面温度を操ることによって、敵の熱探知センサーを騙してしまおうというのです。周囲の温度に合わせてタイルの温度を調整すれば、赤外線レーダーや暗視スコープでは当然そこに何も存在しないように映ります。さらに、タイルの温度を部分的に調整することによって、装甲に様々な模様を描くこともできるため、市街戦では自動車のように見せかけたり、ジャングルでは周囲に生い茂る草木に同化することもできるのです。この「赤外線カモフラージュ」を可能にするため、「PL-01」の装甲には、周囲の環境を分析する特殊なセンサーも散りばめられているといいます。

 また敵の目を欺く以外に、装甲上のタイルに文字などのメッセージを表示することが可能となるため、混戦下での同士討ちの危険を減らすために役立つことも期待されているようです。排気ガスや、車体の持つ熱を消散させる機構も備わっており、「PL-01」の温度調整の機能はかなり完成されたものと思われます。


 まるで、映画や漫画の世界から出てきたかのようなフォルムの、近未来ステルス戦車「PL-01」。開発者たちは2018年の実戦配備を目指しているようです。4年後、世界にこの戦車が活躍するための場がなくなっているといいのですが......。

tocana

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