60歳の“貴婦人“連続殺人鬼、エルフリーデ!! 初老の色気で男を騙し殺す、凶悪手口とは?

tocana / 2014年4月9日 9時0分

写真

 交際していた男性3人の保険金目当てに練炭自殺に見せかけ殺害し、2012年にさいたま地裁で死刑判決を受け大きな話題となった木嶋佳苗。1984年に北海道で起きた夕張保険金殺人事件や1987年の高知保険金連続殺人事件、1998年の福岡看護師連続保険金殺人事件など、金目当てに殺人を犯す女はいつの時代でも世の中に存在する。

 日本だけでなく海外にも保険金、遺産目当てに人を騙し容赦なく殺す女がいる。1996年1月11日に、オーストリアで夫を含む5人の男たちを殺害したことを認めた初老の女がいた。ヨーロッパで"ブラック・ウィドウ(黒い未亡人)"と騒がれたエルフリーデ・ブラウシュタイナーである。一体どんな女だったのだろうか?

【エルフリーデは幼い頃から両親が金で苦労するのを見て育ち、絶対に金持ちになってやると誓いをたてたという。しかし、それが現実のものとなるのには長い年月がかかり、彼女はすでに50代になっていた...】


■派手好きエルフリーデ

 1980年代。エルフリーデはオーストリアの首都ウィーンとバーデンのカジノではちょっとした有名人だった。

 ルーレットが大好きな彼女は、豪華な毛皮のコートにきらびやかな宝石を身につけ、カジノの従業員や常連客からは「富豪の貴婦人」だと思われていた。同じテーブルでプレイしていた人のチップが無くなると、自分のチップをさりげなく分け与えるなど気前がよく、愛想もよいため人気者だったのだ。彼女にとって勝ち負けなどどうでもよく、純粋にゲームをプレイすることを楽しんでいるものと見られていた。

 カジノを離れた場所でのエルフリーデは、孫が4人いる、どこにでもいるようなおばあちゃんだった。中肉中背で身なりもきちんとしており清潔感がある、いかにも信頼できるような初老女性だったのだ。さらに、同じアパートに住む住民たちは、彼女が高価なものばかりを買ったり、娘や孫が来るたびに豪華なプレゼントを贈ったりと散財しまくっているのを目撃しており、かなりの金持ちだと思われていた。娘の勤め先が倒産したときには「大変だろう」と約1,700万円あげたこともあったという。しかし、当然、その金は底をつき、恐怖の殺人が行われるようになるのだった...。

■エルフリーデ54歳、悪魔に囁かれた瞬間

 1986年、エルフリーデは78歳の糖尿病患者オットー・ラインルの世話をしていた。オットーは血糖値を下げるため「オイグルコン」という薬を打たなければならず、看護師であり介護の仕事をしていたエルフリーデは、彼の薬の投与を手伝っていたのだ。彼女は、ふと「指定された量を超えるオイグルコンを人間に投与するとどうなるのだろう」と悪魔のような疑問を持つようになり、オットーで実験、彼が最初の犠牲者となった。血糖値が急激に下がり、致命的になるということを知り、「この薬は使える」とほくそ笑んだ。そして、「体重がぶくぶく増えて嫌気がさしていた」という夫を毒殺する計画を立てたのである。

tocana

トピックスRSS

ランキング