ミッキーマウスは存在しなかったかも!? 死刑執行直前で救われたウォルト・ディズニーの先祖

tocana / 2014年4月22日 20時0分

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 ミッキーマウスをはじめ、ドナルドダックやピーターパン、白雪姫と世界的な人気を誇るディズニーキャラクターの数々だが、ウォルト・ディズニー氏の先祖にあたる一人の男の運命の転がり方次第では、今日存在していない可能性も大いにあったという、驚きのレポートが先頃発表された。この新真実が解き明かされる発端となったのは、捕虜を収容する部屋に残されていた一つの「落書き」であった。


■イングランド内戦時代、国王軍兵士が辿った数奇な運命

 今月15日の英紙「Daily Mail」が伝えるとことによれば、イングランド中部のワーウィック城にあるガイズ・タワーの一室の壁に、「エドワード・ディズニー 1643」と刻まれた署名が先月発見され、専門家たちがこの名前の人物を調べた結果、このエドワード・ディズニー氏はウォルト・ディズニー氏の先祖に当たる人物であることが判明した。

 ワーウィック城の学芸員長であるアーソン・マニング氏によると、エドワード・ディズニー氏の署名が見つかった部屋は、観光客に開放することもなく厳重に封鎖され長らく開けられていなかった部屋であるという。彼の名に添えられた「1643」という年号の通り、この署名は1643年に書かれたものであり、その時、エドワード・ディズニー氏は戦争の捕虜としてガイズ・タワーのこの部屋に収容されていたということだ。

 その一年前の1642年から、イングランドは苛烈を極めるイングランド内戦に揺れていた。この内戦の前哨戦のひとつに数えられる、スコットランドでの「主教戦争」の時点から、エドワード・ディズニー氏はチャールズ1世側の国王軍兵士であったようだ。


■紙一重の危機を乗り越えて存在するディズニーワールド

 ピューリタン革命と呼ばれる長い戦乱の時代にあって、イングランド内戦は国王チャールズ1世を奉じる国王派と、教会の改革を求める議会派との熾烈な軍事衝突である。イングランド内戦の緒戦であり、双方共に甚大な被害を被ったといわれている「エッジヒルの戦い」の後に、彼は不運にも捕虜としてガイズ・タワーに収監されたことが史実と記録からわかってきた。そしてなんと彼は、ここで他の捕虜と同じく死刑執行を待つ身であったことが判明している。もし、ここで彼が死刑に処されていたとすれば、ウォルト・ディズニー氏はもちろん、彼の創作物であるディズニーキャラクターも生まれていなかったのだ。

 だが、もちろん彼はその後も生き延びている。このときの時代状況から鑑みて、高い身分であった彼の親族が、高額な身代金を議会派の要人に支払って彼を釈放させたのだ、と考えるのが一番辻褄が合うということだ。

 とはいえ、もしも親族が彼の生存を確認するのがもう少し遅れていれば、救い出す前に死刑執行が行われてしまう可能性もじゅうぶん過ぎるほどあり得た。数々のディズニーキャラクターはもちろん、日本でも大人気のディズニーランドも、この歴史上の危機を紙一重で乗り越えて今、この世の春を謳歌しているのだ。惜しむらくは生前、家族のルーツを辿ることをライフワークにしていたウォルト・ディズニー氏がこの事実を知り得ていれば、ディズニー家のルーツ解明がもっと捗ったのではないかということだろうか。
(文=仲田しんじ)

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