【ウクライナ危機】露、鍛えぬかれた「戦闘用イルカ」を入手! 米のイルカと黒海で衝突!?

tocana / 2014年4月24日 12時30分

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 混迷の続くウクライナ情勢。クリミア半島の帰属を巡り軍事介入に踏み切ったロシアに対して、欧米が経済制裁を発動するなど、緊張はウクライナ国内にとどまらず、背後にいる各国の間へと広がりを見せている。

 そのような中、「今後、アメリカとロシアの軍用イルカが、実戦上で初めて衝突する可能性がある」とロシアの新聞「イズベスチヤ」が報じて話題となっている。


■軍用イルカとは?

 軍用イルカとは、軍事目的で特別な訓練を施されたイルカだ。主に水族館のショーなどでもお馴染みの、「バンドウイルカ」が使われている。その役割は、主に機雷や敵のダイバーの探知、偵察活動などだが、中には機雷の設置や、戦闘行為(自爆攻撃も含む)すら行うことができるほど訓練されたものもいるという。

 軍用イルカ研究に最も力を入れているのはアメリカ海軍で、現在少なくとも75匹からなる機雷発見イルカの部隊を持つと考えられおり、過去「湾岸戦争」や「イラク戦争」で活用された例もある。


■ロシアが軍用イルカを手に入れた!

 旧ソ連崩壊後、軍用イルカの計画を凍結したロシア海軍だったが、今年に入り、ウクライナ南部のクリミア半島を事実上併合した際、どうやらウクライナ海軍が訓練していた軍用イルカも手に入れていたようだ。

 今夏アメリカは、ロシアによるクリミア併合への対抗策として、軍艦を黒海に派遣することを計画しているが、軍用イルカたちもNATO軍事演習の一環として配備される予定となっており、そこでロシアの軍用イルカと相対する事態が懸念されるというわけだ。


 英紙「The Daily Mail」の取材によると、アメリカ海軍「海洋哺乳類計画」のスポークスマンは、「軍用イルカが、黒海においてレーダーに探知されないための試験を実施する予定」だと語ったとされる。アメリカ海軍は、他に軍用アシカを訓練していることも知られているが、それらと連携して、敵のソナーを混乱させるための実験も行うようだ。

 ちなみに、ウクライナからロシアの手に渡った軍用イルカたちは、射撃や機雷の設置もできるほど訓練されており、戦闘行為にも長けていると考えられている。

 さて、緊張感高まる二国間の軍用イルカが同じ海で対峙した時、一体何が起きるのだろう。表向き海洋哺乳類の保護に熱心な国であっても、一方では、彼らの命を兵器として利用しているという事実を、私たちはどう捉えればよいのだろうか。

tocana

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