お爺さんになると“人格が豹変“する!? 危険な「男の70歳」!!

tocana / 2014年4月26日 8時0分

「俺の庭から今すぐ出て行け!!」――映画『グラン・トリノ』でクリント・イーストウッド演じる老人がライフルを構えながらキレるシーンである...。これに触発されて周りを見渡してみれば、以前から身内を含めて頑固なおじいさんが多いなあと常々感じていた。が、それは決してわが身の周りだけのことではないらしい。

 それまで紳士であった男たちが突然キレ出すようになって周囲を驚かせるケースは決して少なくないが、それが起こるのは70歳前後であるという研究結果を15日付の「The Daily Mail」オンライン版が伝えている。男性にとって70歳は非常に危険なターニングポイントのようだ。


■ほぼ全ての男性が70歳以降の生活をを危惧

 アメリカでは心理学者たちによって1989年から2004年の15年に渡り1000人を超える53歳~85歳の男性を対象に人生の幸福度に関するインタビューが行われた。それによると幸福度のピークは50歳前後を挙げる割合が最も多いのだが、70歳以降では老いるに従い毎日が退屈になり気分が高揚することも少なくなり、人生の幸福度(満足度)が急激に減少したと感じていることが明らかとなった。

 80%の男性は50歳の時点で「人生は最高だ」と考え、20%は「退職後に幸せになる」と考えている。その一方で、共通して「70歳以降の人生は不幸になる」と危惧(もしくは現に経験)しているのである。

 研究を続けているオレゴン州立大学のアルドゥィン教授は、この結果には多岐に渡る理由があると語る。まず、年を取ると必然的に健康に支障をきたすようになり脳の老化も進むうえに、仕事面でのやり甲斐を失い、家族や友人の死別が訪れ精神的に大きな支えを失う、等々...。さらに研究はタバコの害やストレス、心臓病のリスクにまで及んでいるが、はっきりとした原因を言い当てるのは難しいようである。


■「頑固親父病」を描いた映画を観て予習せよ!

 穏やかであった人格が変化して短気になったり、急に敵意を剥き出しにする――つまりそれが老いるということであり、これは当人ですら扱い難い身に起こった出来事なのである。

 欧米ではこの現象を「頑固親父病」と呼び高い関心を集めている。映画でも主人公に頑固な老人を主人公にしたドラマが非常に多いのだ。先に挙げたクリント・イーストウッドが主演と監督を兼務した『グラン・トリノ』(2008年)をはじめ、ジャック・ニコルソンの『アバウト・シュミット』(2002年)、ジョージ・ウィルソン『わんぱくデニス』(1993年)、ピクサーアニメの『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)等々...。これらの作品は登場人物が人生の下り坂で遭遇する諸問題と向き合いながら、人生を改めて見つめ直す姿を見せてくれている。

 我々がいずれ必ず迎える老い。大半の者にとってはまだまだ先の話ではあるが、この現象を少し頭に留めておいたら人生後半の過ごし方の参考になるのかもしれない。
(文=Maria Rosa.S)

tocana

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