化け猫になったソープ嬢が暴れまくる【封印映画】! 「レイプ、自殺、山城新伍...」の珍作だミャー!!

tocana / 2014年5月6日 20時30分

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――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

【今回の映画 『怪猫トルコ風呂』】


『怪猫トルコ風呂』? 「怪猫」とは化け猫のことだろうが、「トルコ風呂」って『テルマエ・ロマエ』に出てくるみたいな? 違うんだなぁ、これが。若い人にこのタイトルを見せたら、いったい何の映画だか皆目見当がつかないだろう。そう、この映画は、ホラーとポルノが融合した珍作中の珍作なのである。


■「トルコ風呂」とは○○のこと!

 1950年代から1960年代にかけて、『怪猫 有馬御殿』(1953年・大映)など、「化け猫映画」なるジャンルの怪談映画が流行した時代があった。そして、当時のソープランドは「トルコ風呂」と呼ばれていたのだ。君らのお父さん・お爺ちゃん世代が会社帰りに一杯飲んで、「これからルートコ行く?」なんて言い合っていたものだ。

 だがトルコ国民にとって、元の意味でのトルコ風呂(ハマム)は、国家伝統的な公衆浴場。「祖国の文化が性風俗の名称として使われているのは遺憾!」というトルコ本国のクレーム(当然ですね)により、1984年にソープランドと改名されたのだ。


■化け猫が鬼畜男に復讐! 映画あらすじ

 物語は、1958年に施行された売春防止法により、遊郭が「トルコ風呂」という特殊浴場に様変わりし始めた頃から始まる。トルコ嬢・雪乃(谷ナオミ)は、稼いだ金をヒモの鹿内(室田日出男)に巻き上げられていた。

 さて、故郷から上京してきたばかりの雪乃の妹・真弓(大原美佐)が、鹿内にレイプされる。さらに鹿内は、子を孕んだ雪乃が邪魔になり、「トルコ風呂」店長の妻で愛人の歌江(真山知子)と共謀して彼女を殺害、死体を店の地下室の壁の中に埋め込んでしまう。

 月日が過ぎ、成長した雪乃の妹真弓もトルコ嬢となり、姉の行方を探していた。鹿内の方はというと、店長を殺し、その娘(身体障がい者)までレイプして自殺に追い込み、まんまと店の乗っ取りに成功。そのような折、すっかり軌道に乗っていた鬼畜・鹿内と歌江の前に、怪しい黒猫が出現する。

 黒猫は2人に襲いかかるが、必死の抵抗に遭い負傷してしまう。すると黒猫の鮮血を浴びた壁の中から、怨霊・雪乃が「ミャ~ッ」と登場! そして美しかった雪乃の顔が、瞬く間に化け物へと変貌していく。銀に染めた髪、金色のコンタクトレンズ、東映お家芸の口紅で描いた牙メイク、という出で立ちの化け猫・雪乃は、2人の息の根を止め見事に復讐を果たすのであった。

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