1日が8時間! 超高速で自転する太陽系外の惑星の姿が明らかに!

tocana / 2014年6月2日 12時30分

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 仕事やら何やらで忙しいとき、「1日24時間じゃ足りない!」なんて思ったことはありませんか。25時の電話のベルで土曜日に仕事が入ったりすると、「そんなはずはないさ」とか思いますよね。それでも地球上の1日の時間は24時間と決まっていますが、なんと宇宙には1日が8時間しかない惑星もあるそうなんです。

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■太陽系外の惑星の1日の長さを測定

 先月末、系外惑星(太陽系外に位置する惑星)の1日の長さを初めて観測したとする研究が科学誌「Nature」に掲載されました。観測の対象となったのは、地球から63光年離れたところにある「がか座ベータ星b」と呼ばれる系外惑星です。

 観測は、チリに所在するヨーロッパ南天天文台の超巨大望遠鏡で行われました。高分散分光器という最新の機器を使って識別した光のスペクトルを、救急車が通り過ぎる際のサイレン音の変化でお馴染みのドップラー効果を考慮して分析することにより、惑星の各箇所がどのくらいのスピードで動いているかを測定することで、自転速度を調べました。

 調査の結果驚くべきことに、この惑星は1日を8時間で終えてしまうことがわかりました。これは時速100,000キロの速さで自転していることを意味し、太陽系のどの惑星よりも高速です。木星の赤道付近で時速47,000キロ、地球で時速1,700キロと聞けば、非常に速く回っているかがわかりますよね。

 研究チームの1人であるオランダ宇宙研究所のレムコ・デコック博士は、「ある惑星の自転速度が早かったり、逆に遅かったりする理由はわかっていません。しかし今回の観測結果から、太陽系の『重い惑星ほど自転速度が速い』という傾向が系外惑星でも当てはまりそうだと言えます」と取材に応えています。

 2008年に発見されたこの惑星は、地球の16倍の直径を持ち、質量は3,000倍にもなります。また、地球は45億年ほど前に誕生しましたが、この惑星は2,000万年ほど前に生まれたまだ若い星で、かなり高温です。今後冷えて収縮することで、さらに自転速度を速めるとも考えられています。


■地球上の1日は徐々に伸びている!?

 1日が8時間という驚きの短さですが、もし24時間の生活サイクルが体に染み付いている地球人がその環境で生活したら、どのような生活になるでしょうか。単純に換算して3日で地球の1日となりますよね、するとまず1日目の夜に出勤し、2日目は1日中仕事ですね。2日目のお昼に昼食、仕事が終わったら3日目です。アフターファイブならぬアフターデイとでも言いましょうか、昨日の疲れを癒やして明後日の仕事に向けて英気を養う1日となります。

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