暴力・ポルノ的なデンマーク投票啓発ビデオ! モザイク多数、過激すぎ&意味不明すぎで批判殺到!!

tocana / 2014年6月3日 22時30分

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 どこの国でも落ち込む若者の投票率...。「選挙へ行こう!」「あなたの一票で国が変わる!」等々、選挙の前には色々なキャッチコピーやCMが流れたりしますね。

 普段はあまり気に留めることもない内容ですが、この春の欧州議会選挙への投票を促すためにデンマーク議会の制作したキャンペーンアニメ動画がとんでもないことになっていると、英「Daily Mail」(5月13日付)が伝えています。

【動画と画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/06/post_4228.html】


■上半身裸で筋肉ムキムキのヒーロー、その名も投票マン!

 ビデオはいきなり投票マンがベッドの上で5人の女性に囲まれている所から始まるのですが、道端の投票に行かない人たちをぶん殴ったり、首をへし折ったり、部屋の中で行為中のカップルを放り投げたり(!)して投票所に行かせます。

 このビデオは最初YouTubeに投稿され、デンマーク議会のウェブサイトでも公開されていたのですが、見た人たちから「『性的及び、暴力的』で、投票啓発ビデオとしてふさわしくない」と強い批判を受け早々に削除されました。


■投票マンをここまで煮えたぎらせるものは何か?

 投票マンをここまで煮えたぎらせるものは...。それは彼自身が投票に行かなかった彼の過去の反省に基づいているようです。

 投票に行かなかったら気候調整にも、農業助成金にも、おもちゃに使われている有害物質の制限にも、大好きなシナモンロールのシナモンの量にもなんの影響も及ぼせないから...(というビデオ内の設定)。

 同国のアンドレス・サムエルソン自由党議員は通信社「Ritzau」の取材に対し、「こんなにも暴力描写やポルノ描写が多いビデオのどこが投票を促す主旨になるのか、全く理解できない」とコメントしました。

 これに対し、制作側のモーンス・リュッケトフト議長は当初「我々はとにかく若い年代の投票率を上げたいと考えている」「もちろん議会の中でも議論があったが、内容は決して他意のあるものではない」と強気に述べていましたが、しかしながらあまりの反響の多さに「想定された以上に攻撃的なものとして受け止められた」と認め、「国会の名において制作する際にはもっと慎重になるべきであった」と、後日メールで回答しています。


■教育水準の高い幸福な国がなぜ...!?

 ビデオ自体は1分35秒ほどの短いものですが、とにかくものすごいインパクト!!

 ちなみに制作費は20万クローネ(約370万円)だったとか。内容はともかく、国民の注意を投票に向けたと言う点では評価できるかもしれませんが...。

 デンマークと言えば教育水準も高く、福祉制度も充実した、幸福な国民度ランクでは世界でも常にトップ3に入る国です。

 投票率も若者層が年配層に比べると低いとはいえ、全体で80%を下ることはないこの国が今回なぜこのようなビデオを制作してしまったのか、かなり不思議です。

 肝心の投票はつい先日の5月25日に行われたのですが、このビデオの成果(!?)はどうであったのか非常に気になるところですね。
(文=Maria Rosa.S)

tocana

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