リアル・動物虐待で“即“封印決定した怪獣映画!? 大量ネズミの壮絶パニックとは?

tocana / 2014年6月8日 13時0分

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――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・天野ミチヒロが、ツッコミどころ満載の封印映画をメッタ斬り!

【今回の映画 『大群獣ネズラ』】


 ハリウッド版ゴジラが、5月16日に全米で公開されたが、日本が生んだもう1匹のスター怪獣ガメラの新作も製作が進んでいる。

 1950~1960年代に怪獣映画でヒット作を連発した東宝に対し、大映がゴジラのライバルとして対抗したのが『大怪獣ガメラ』(1965年)だった。だが、実はカメの怪獣ガメラが誕生する前年に、ネズミの怪獣ネズラ(当時のネーミングって......)がクランクインしていた。1963年に公開された動物パニック映画の名作『鳥』(ヒッチコック監督)に影響を受けた企画だ。

 でも...、ネズラなんて怪獣、いたっけ? はい、記憶になくて当然。ネズラは撮影開始わずか10日で製作中止となり、お蔵入りになってしまったのだ。それもトンデモナイ理由で......。ではここで、あらすじをみていこう。


■大群獣ネズラのあらすじ

・食べると巨大化する宇宙食をネズミが食べる
 東京都の南端・笹島にある三上宇宙食糧研究所では、三上博士が宇宙食・S602を開発していた。ところがS602には、無重力状態では問題ないのだが、重力のある地上で摂取すると体が巨大化するという副作用があった。ある日、人為的なミスからネズミがS602を食べてしまい、牛ほどに巨大化。群れをなして島の家畜や村人達を食い尽す。ここ、脚本では、全滅した村の状況を見た島民が「ゴジラでもいるんでねえか?」なんて台詞を吐くが、他社の怪獣名を出しちゃダメでは(笑)?


・マンモス・ネズラ計画を企てる博士
 やがてネズラの群れは海を渡り、東京に上陸して銀座の下水道や地下鉄で増殖を始める。三上博士は捕獲したネズラにS602を追加し、さらに大きな「マンモス・ネズラ」を作り、ネズラ同士を戦わせて共倒れを図る。ところが三上博士の協力者と思われたもうひとりの博士、シュミット博士は、S602を狙うソ連のスパイだった......。


■封印された直接的な原因!! 被写体となったネズミたちの哀れな最期!

 大映初の怪獣映画として、ネズラはゴジラのようにスーツメーション(着ぐるみに役者が入る)を予定されていた。だが、でき上がった着ぐるみは思うように身動きがとれず、結局は本物のネズミを使ってミニチュアの車や建物と絡ませ、実景にはフィルム合成をすることにした。

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