東京六大学応援団、封印された「禁断の合宿生活」 目撃者語る

tocana / 2014年6月20日 9時0分

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 大学応援団といえば、野球の応援合戦で見る黒い学ランに浮かぶ白手袋がなんとも印象的で、まさに絶対封建、バンカラのイメージだ。その中でも東京六大学応援団は1947年の連盟結成以来、長い歴史と伝統が培われて来た。加盟校は、早稲田・慶応義塾・明治・法政・東京・立教大学。明治36年、初の早慶戦が挙行されて以来、大学野球は一種の季節の風物詩ともなっている。そんな東京六大学応援団には門外不出のアルバムがあるのをご存知であろうか?


■門外不出の応援団アルバム

 そのアルバムはA区のとある小さなスタジオが全ての撮影・制作をまかされている。駅から少し離れた雑居ビルの中にあり、色あせた富士フィルムの看板こそあるものの、知らなければ見過ごしてしまうほどだ。アルバムは毎年作られ、応援風景から一年を通しての練習風景などが収められ、装丁も各大学にあわせた立派なものである。それはまさに、先代から譲り受けた応援団の血と汗の決勝の記録であり、公開してはならないという不文律が存在しているのである。撮影がない時でも、スタジオの三階にある事務所にはアルバムや撮影日程の相談で、団長などが直々訪れることもしばしだった。

 2005年からしばらく、筆者は実際にそのスタジオで某大学の担当として撮影していた。今は在籍していないが、現在もそのスタジオは引き続き撮影を続けている。

 関係者以外、応援団の撮影は厳禁である。チアリーダーの盗撮問題などもあるが「風紀ある応援団に気安くカメラを向けるとは失敬な」という気概もあるようだ。

「応援席周辺では、 無断での、写真・ビデオ等の撮影行為は全面禁止となっております。 撮影した写真・映像・音声を無断でホームページ等に使用するといった行為も厳禁です」

 と、東京六大学応援団の公式サイトにもしっかりと記載されている。こっそり撮ろうとしたデバガメが、強靭な団員に首根っこを掴まれ追い出されているのを見たこともある。

 応援団といえば、その異種独特の雰囲気で大学内でも異端的存在である。本番以外でも体力トレーニングと応援練習に余念はなく、その激しさは普通の運動部を遥かにしのぐものがある。さらには、講義時間内に先輩の視界に入ってはいけない、「ちわっす!○○入ります、失礼します!」といった独特の挨拶など、各応援部には独自の規則が存在する。しかし、筆者がカメラマンとして一番驚いたのはその合宿生活にあった。いや、「目撃した」と表現した方が適切かもしれない。

tocana

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