増加する情報番組の偏向・歪曲報道! 「事実と異なる点や説明不足」はなぜ起きる?

tocana / 2014年7月17日 9時0分

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「事実と異なる点や説明不足など重大な問題があった」

 取材を受けた側が、このようにテレビ局に抗議することが増えている。

 先日も『とくダネ!』(フジテレビ系)に抗議の声が挙がった。番組では、「費用が格安の郵送による精液検査」を取り上げられ、不妊治療院のリプロダクションクリニック大阪が紹介された。しかし、石川智基・同院CEO(男性不妊専門医)がブログにて、「郵送の精液検査は絶対ありえません」と表明。また、それどころか、リプロダクションクリニック大阪では郵送での精液検査に懐疑的だという。

 なぜか、番組ではリプロダクションクリニック大阪が郵送での精液検査に太鼓判を押すような印象を視聴者に与える構成になっていた。石川医師は、「今回の放送につき、私自身全く監修にかかわっておらず」とホームページに記しているが、そんなことがありえるのだろうか? TVの取材を受けたことがある方に話を聞いた。

「こういった取材は、制作会社から、『○○についておうかがいしたい』と連絡が入ります。そして、素直に質問に答え、『○月○日あたりに放送します』と言われ、終了です。チェックとかはありませんし、チェックしたいとも普通は思いません。自分の発言には責任を持っていますから。ただ、TVとは恐ろしいもので、前後のつなげ方によっては、発言が歪曲されてしまう。今回も、そういったパターンでしょう」
 こういったケースでTV局側と取材を受けた側がトラブルになることは多い。先々月の5月には、『噂の!東京マガジン』(TBS系)が放送したトレイルランニングを批判する内容を放送。取材を受けた団体が「作為的な報道をされた」と嘆いている。

 団体は、『噂の!東京マガジン』に対し、「高齢者の反トレラン派ハイカーの意見「トレランは接触の危険があり、迷惑千万!」を中心に取り上げ、その他のインタビュー内容は一切放映しない、 或いは、加工して放映する と云うもので、余りにも偏った内容でした」と怒りの声を上げている。

 元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、「ビジネスジャーナル」のインタビューで「TVはプロレスです。プロレスは、マジでやったら死ぬんです」と語っていたが、TVで流れる情報を鵜呑みにするのもまた危険なようだ。
(TV Journal編集部)

tocana

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