逮捕経験者に聞いたPC遠隔操作事件! 冤罪を自白させる精神的な拷問方法が!?

tocana / 2014年7月21日 9時0分

写真

 7月17日に、『PC遠隔操作事件』の第13回公判が開かれた。

 この事件では、片山被告が仕掛けたコンピュータウィルスにより、4人の誤認逮捕者が出ている上、片山被告自身も本人が自白するまで誤認逮捕説が囁かれていた。

 被告人質問で片山被告は、事件の動機に関して、「腕試しがしたかった」と答え、何件もの犯行を重ねた理由には、「無関係な人が逮捕されたことに味をしめ、警察が見破れず、どんどん誤認逮捕することが楽しかった」と語っている。

 片山被告には精神鑑定の必要があるとして、公判当日弁護人席には臨床心理士が座るという異例の措置がとられていた。そんな片山被告に関して、『逮捕されたらこうなります!』(自由国民社)の著者で、刑事手続きと冤罪に詳しいライターのSatoki氏に聞いてみた。

「まず、本当に精神鑑定が必要かは疑問に感じます。彼は以前匿名掲示板に大手レコード会社社長の殺害予告を書き込んだとして、逮捕・起訴された上、1年6カ月の実刑判決をうけました。今回の事件の動機はその時の警察を含めた司法システムへの恨みだと思います。ただ、それをそのまま法廷で言ったら、裁判官への心証が悪くなるだけなのは明白です。公判で語られることがすべて真実だとは限らないんです。検察は確実に引被告人を有罪にするため、弁護側は少しでも罪を軽くするため、あらゆる手段をとりますからね」

――すると片山被告は正常だと?

「その可能性が高いと思いますよ。中学時代にいじめにあったため、マスコミは犯人の"心の闇"とかいうモノを事件の真相にしたがります。だけど、人からいじめられ、多少心が歪んでいる人間なんて大勢存在しますし、その人たちが全て犯罪に走るわけではありませんからね。更生する中で彼を支えてくれる人は必要かもしれませんが、問われた罪に対する責任能力は十分にあるのではないでしょうか。むしろこの事件の問題は、警察のサイバー犯罪に対するスキルの低さが露呈してしまった事と、他の先進国には無い問題だらけの司法システムです」

――"サイバー犯罪に対するスキルの低さ"ですか?

「事件を振り返れば、片山被告が捜査線上に浮かんだのは、雲取山や江ノ島に証拠を残したためと言われています。決定打は江ノ島の防犯カメラだと記憶しています。また一旦は保釈した片山被告を再度勾留できたのは、"真犯人メール"を発信するのに使ったスマホを片山被告を尾行して見つけたからです。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
tocana

トピックスRSS

ランキング