W杯でナチスの残党が見つかる!? ツイッターで話題の「モサドが、ドイツ優勝ではしゃいだアルゼンチンの老人をマーク」の信ぴょう性

tocana / 2014年7月29日 13時0分

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 2014FIFAワールドカップブラジル大会が熱狂のうちに閉幕した。決勝カードはアルゼンチン対ドイツ。90分では決着がつかず延長まで突入した激闘ををドイツが制し、優勝を果たした。この結果を受け、ツイッター上のある書き込みが話題となった。

「今、モサドが『アルゼンチン人のはずなのにドイツが優勝して妙にうれしそうな90歳以上の老人』をピックアップしているらしい」

 モサドはイスラエルの情報機関である。戦後、世界中に逃亡したナチスの戦犯を追いかけ、1960年にはユダヤ人大量虐殺に加担したアドルフ・アイヒマンをアルゼンチンで捕らえたことでも知られている。

 南米は、ナチスの残党が多く逃げ込んだ場所と言われている。陰謀論では、たびたび言及されるヒトラー生存説の舞台となる場所も、ブラジルや南極など南米周辺だ。

 戦後70年が経とうとしているが、モサドは未だにナチス戦犯を追い続けているのだろうか?

「近年でも、2012年にアメリカの反ユダヤ活動監視団体である"サイモン・ウィーゼンタール・センター"の通報によって、97歳のハンガリーの元警察幹部が同国の検察に拘束されています。

 2013年にはイタリアで、戦時中のイタリア兵の虐殺に関与したとして90歳の元ナチス兵に終身刑判決が言い渡されています。モサドが現在もナチスの戦犯を追い続けていてもおかしくはありません」(国際問題に詳しいジャーナリスト)

 だが、南米にはドイツ系の移民も多い。自国よりもルーツがある国を応援するという行為があっても、不思議ではないようにも思われるが...。

「ふとした日常の仕草からでもスパイが判明することもあるんです。例えば、1987年に発生した大韓航空機爆破事件では、犯人として逮捕された金賢姫は、当初は日本に密入国した中国人であるという主張を繰り返していました。しかし、"中国語"で、自宅のテレビメーカーを問われた際にうっかり『チンダルレ(つつじ)』と、北朝鮮が唯一生産するテレビブランドを答えてしまい、ウソが見破られたというエピソードがあります。
 また、アラブから極秘帰国し、日本に潜伏中していた、日本赤軍最高幹部であった重信房子が逮捕される決め手となったのは"キセル吸い"と呼ばれる独特のクセでした。彼女は、タバコをキセルのように人差指と中指と親指の3本でつまみ、肺まで深く煙を吸い、上を向いて煙の輪を作り、首を左右に振りながら勢いよく吐いていたんですよ。

 前例もあるため、生活習慣や、ちょっとした言葉づかい、仕草の違和感から疑いをかけてゆくのは、諜報活動の基本なんですよ」(前出・同)

 奇しくも南米勢とヨーロッパ勢の決勝対決となったワールドカップから、忘れ去られつつあった歴史が掘り起こされたとも言えよう。
(文=平田宏利)

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