障害者を利用している? 業界人が語る、許されないテレビのやらせ

tocana / 2014年8月1日 9時0分

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 不適切な演出があったとして、打ち切りになった『ほこ×たて』(フジテレビ系)やドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』。そのほかにも、『テラスハウス』(同)、『さんまのスーパーからくりT』(TBS系)など、"やらせ"疑惑が浮上している番組や作品は枚挙に暇がない。

 また、収録した番組ではなく、生放送のテレビ番組にももちろん存在する。特に、番組が設定したハッシュタグをつけてTwitterに投稿されたつぶやきを、リアルタイムで紹介するという演出は、放送直前に作られたアカウントでのツイートが読まれるなど、仕込まれた可能性が高い。

 常々、過剰なる演出という名のもとに、"やらせ"がささやかれるテレビ業界だが、この"やらせ"が一度、露見してしまえば、番組が打ち切りになること必至であり、特に番組制作を請け負う制作会社にとっては「恐怖だ」とスタッフは口を揃える。

「"やらせ"が発覚してしまうと不祥事を起こしたのと同じ扱いとなりますから、その制作会社やスタッフはしばらく仕事ができなくなってしまうんです。視聴率が悪くて打ち切られる場合には、数カ月前から番組終了が知らされますので準備もできますが、不祥事による打ち切りは突然やってくるのでとんでもない打撃ですよ」(大手番組制作会社スタッフ)

 今はどこの放送局もどこの制作会社も"やらせ"の発覚には神経を尖らせているというのが実情のようだ。ならば、"やらせ"はテレビ業界において減っているのかと言えば、そうではないという。

「見られている場所での"やらせ"はなくなっています。ですが、番組スタッフのみの場合にはなんでもアリになることも多いんです。『"やらせ"に注意している』のではなく『"やらせ"発覚に注意している』ということです」(プロダクション関係者)

 今はお店にやってきた芸能人の写真などを、店員がTwitterに投稿してしまう世の中。そのため、テレビ番組がお店などを借りてロケをする場合には、絶対にやらせを行わないという。

「たとえば、人気メニューを当てないと帰れない某番組などは、本当に帰れないことで有名です。適当なタイミングで答えを教えて当てさせてしまえば、番組としては盛り上がりますが、おそらく即座にお店の人たちがネットに書き込むことを警戒しているんです。場合によっては証拠の写真や動画を撮られる可能性さえあります。そのような状況の中でやらせを行うのはあまりにもリスクが高すぎますよ」(大手番組制作会社スタッフ)

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