「万引き」されて閉店に追い込まれた書店!? まんだらけが提起した罪の重さ

TOCANA / 2014年8月25日 8時30分

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「まんだらけ」が万引き犯のモザイク入りの写真を公開し、期限内に名乗り出なければ顔写真を公開するとしていた問題は、警察に要請により土壇場で取りやめとなった。

 その後、19日に50歳のアルバイト男性が逮捕される。男性は4日に「まんだらけ」から約27万円相当の鉄人28号のブリキ製の玩具を、陳列用のガラスをこじ開け万引きした疑い。その後、同じ型の商品を別の店に持ち込んだことから足が付いたとされる。

「結果的に容疑者が逮捕されることで事態が収束しましたが、画像公開は脅迫罪にあたるという指摘もなされました。今回の騒動で確認されるべきなのは"万引き"という言葉が持つ軽さではないでしょうか。被害商品はレア物のおもちゃとはいえ約27万円の価値がある。宝石店で27万円相当の貴金属が盗まれていたら反応は違ったはずです。ましてやコンビニで27万円の売上金が盗まれたとなれば強盗事件ですからね」(週刊誌記者)

 容疑者は万引きした商品を別の店に持ち込み玩具は6万円で買い取られた。買取金は怪獣のフィギュアの購入資金に当てる目的であったという。容疑者は商品の価値を熟知し、転売目的で万引き行為におよんだことになり、犯行の動機や目的はかなり悪質だ。

 しかし、それでもなお顔写真公開に否定的な意見があることも確かである。

「過去には川崎の書店で中学生が漫画本を万引きし、逃走中に電車に惹かれ死亡する痛ましい事故が起きました。万引きされた書店にはバッシングが集中し、結果的に閉店に追い込まれています。万引きは取られた側が不利になってしまうような状況がある。まんだらけの行為は法的は妥当性はともかく、被害者側からの、ひとつの問題提起となったとはいえるでしょう」(週刊誌記者)

 昔のおもちゃが高額で取引されていることは、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)などで知られてはいたものの、今回の騒動で改めて明らかとなった形だ。結果的に「まんだらけ」の知名度は上昇したことになる。万引き犯の顔写真は広い意味では「ステマ」に見えなくもない。
(文=平田宏利)

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