丑の刻参りは逮捕される! 「呪いと刑法」の意外な関係とは?

tocana / 2014年8月27日 20時0分

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――刑事事件に詳しいライターが、丑の刻参りの歴史と事件、呪いの罪について迫る!


■今なお残る、日本伝統の呪術「丑の刻参り」

 人を自由に操ったり、殺したりする呪術は世界中に存在している。日本でも様々な呪術があるが、原型は平安時代に生まれたといわれる。その中でも、江戸時代にその手法が確立されたとされる"丑の刻参り"は、最も有名で今でも行う者が後を絶たない。


■丑の刻参りのお作法 ~どんな姿で行うのか?~

 丑の刻参りとは、藁人形に恨みの念を込める呪法である。まずは藁人形を作らなければならないが、材料に藁を使う以外、特別な取り決めはないようだ。
 
 藁を束ねて人の形に見えるように糸で括っていくのだが、簡単な方法を紹介しよう。

・藁人形の作り方

 まず糸で両端を括った、長さ20~30cmほどの藁束をふたつ用意。その藁束を十字架型に交差させ、接触部を糸で縛って固定する。その十字架になった藁束の一番長い一端を、半分に割れば「足」が出来る。これで藁人形の完成だ。

 藁人形には、呪いたい相手の髪の毛や爪を入れるという作法もある。だが、相手の名前や写真を張るだけでよいという説もあり、どちらが正統であるかはハッキリしない。確実性を高めたいのであれば、両方用意した上で藁人形を作った方がいいだろう。

・衣装

 そして丑の刻参りに出かけるときの衣装は、白装束を纏うことになっている。白い衣装であればなんでもいい、というわけではなく、神社の神主や昔の修験者が着用していた白い単衣の正式な白装束が必要だ。

・小道具

 さらに小道具として、五徳(ごとく)と呼ばれる昔の調理器具を逆さにして頭に被る。五徳には三本の足がついているため、その先にろうそくを差し、火を灯すのである。

・顔、メイク

 髪の毛は乱れ髪の蓬髪でなければならないとされている。また顔にも化粧を施すとされるが、真っ白な白粉を顔中に塗る説と、真っ赤な紅を顔や身体に塗る説があり、どちらが正統なのかは不明だ。その他の小道具として、口に櫛や両端に火をつけた細い松明を咥えなければならないという説もある。

・最後に釘の用意
 
 また最後に忘れていけないのは、作った藁人形を打ち付ける五寸釘と金槌だ。五寸釘というのはセンチに直すと15.15センチもある釘だ。現在では余程大きなホームセンターでなければ、扱っていない可能性がある。金槌に関しては特に指定はないため、釘さえ打てれば、木槌だろうが、プラスチックハンマーだろうがかまわないようだ。ただ、雰囲気を出したいのであれば、木槌がオススメである。

tocana

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