土屋太鳳「自然と紙を食べていた」 ― 人が人でなくなる瞬間を演じきった演技派女優『人狼ゲーム』インタビュー

tocana / 2014年8月31日 8時0分

写真

 2015年前期のNHK連続テレビ小説『まれ』のヒロインに2020人の中から抜てきされた女優・土屋太鳳。現在土屋は『花子とアン』に主演の吉高由里子の妹役で出演中で、過去には、大河ドラマ『龍馬伝』、朝ドラ『おひさま』。ほかにも、『鈴木先生』『るろうに剣心』『リミット』など話題作に多数出演している。

 まさにブレイク中の彼女が、映画『人狼ゲーム ビーストサイド』(8月30日公開)で、殺人鬼・樺山由佳(人狼)役に挑戦している。監督は、ベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞を日本人で初受賞した熊坂出氏だ。

 ストーリーは、突然ある場所に集められた10人の高校生たちが「人狼ゲーム」に強制参加させられるところから始まる。土屋演じる「人狼」カードを与えられた由佳は、ゲームの参加者を1人ずつ殺してくことに興奮を覚えていくのだが...!

 今回は、辺り一面に血が吹き出す血みどろ惨殺シーンも多い『人狼ゲーム ビーストサイド』において、最も狂気をはらんだ役どころに挑んだ土屋太鳳さんに、どのようにして由佳(以下、由佳ちゃん)を演じたのか聞いた。

【その他の画像はこちらから→http://tocana.jp/2014/08/post_4709.html】


――映画では「叫ぶ、泣く、ど突く、すごむ」などして狂気の女を見事に演じられていた土屋さんだったので会うのも緊張しましたが、由佳ちゃんとは全然印象が違いますね。

土屋太鳳さん(以下、土屋) 一緒だったらちょっとつらい...(笑) 由佳ちゃんの「負けたくない」「自分の力で生きたい」という思いは、私も女優業というこの世界にしっかりと足をつけて力強く生きていこうと思っていますので共感できるんです。でも、殺人を繰り返すユカちゃんの気持ちには寄り添えない。これまでは、演じる役の環境や情景、作品のテーマを考えることで役に近づけていたのですが、由佳ちゃんは異質で、自分の「心のものさし」を取り除かないと演じられない役でした。でも、声優の関智一氏に「どんなにリアリティがない映像でも、共感すればリアルになる」と教えていただいたこともあって、「この映画は、自分が苦しまないと伝わらない」と腹をくくり、ぎりぎりの精神状態で撮影に挑みました。


■人が人でなくなる瞬間がわかった

――由佳ちゃんを演じることに苦戦されたとおっしゃっていますが、映画では本当に殺人鬼が憑依したかのような鬼気迫った演技で、妙なリアリティがありました。

tocana

トピックスRSS

ランキング