【脳の驚異】昏睡状態から目覚めたら、中国語がペラペラに!! 豪・青年の脳に一体何が?

tocana / 2014年9月4日 20時30分

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 目を覚ますと、新しい力や才能が芽生えていることに気付き、その後の人生が一変してしまう......。まるで映画や小説のような話ですが、世界には実際にそのような体験をする人がいるようです。交通事故を境に、突然流暢な中国語を話すようになったオーストラリア人の青年が話題となっています。

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■昏睡状態から目覚めたら......

 9月2日付けの英紙「The Daily Mail」が伝えるところによると、その青年の名はベン・マクマホンさん(22)。メルボルン出身の彼は、今から2年前、自動車衝突事故に巻き込まれて昏睡状態に陥りました。両親は、「もしもベンさんが助かったら奇跡だ」と医師から告げられていたそうです。しかし事故から一週間以上が過ぎたある日、彼は昏睡状態から突然目覚め、驚くべき一言を発します。

 なんとベッドの側にいたアジア系の看護師に向かって、流暢な中国語で「すみません看護師さん、すごくここが痛いのですが」と話しかけたのです。さらに中国語で、紙切れとペンが欲しいと頼んだり、そこに「お母さんを愛しています。お父さんを愛しています。絶対に回復してみせます」と漢字で綴るなど、奇跡としか例えようのない言動を見せます。父親のマークさんのもとには、驚いた看護師からすぐに電話がかかってきました。

「病院から電話があって、"ベンの意識が戻ったけれど、中国語を話すようになってしまった"というんです」
「家族に中国語が話せる人などいませんでしたから、頷きはしたものの、実際は何が起こっているのかと気が気でなかった」

このようにマークさんは当時のことを振り返ります。しかしその時、ベンさん本人は、

「最初、中国語を話しているとは、自分でも気づきませんでした。ただ単に口をついて出てきたのです。本当に自然な感じで」

という状態にあったらしく、全く意識せず中国語を話していたのだそうです。以前、学校で中国語を少しだけ習ったことがある彼でしたが、決して流暢に話すレベルには達していなかったため、驚異的な姿に本人はもちろん、周囲も大きく困惑したといいます。その後2~3日してからベンさんは英語を思い出しますが、それまでは中国語しか話さなかったようです。


■人生が一変した人々は他にも!

 交通事故による昏睡状態を経て、図らずもバイリンガルへと変貌を遂げたベンさん。やがて彼はその能力を活かし、中国人ツアー客の案内をしたり、中国語のテレビ放送にも出演するようになりました。そして今は上海に住み、現地の大学で商学を学んでいます。

 しかし、ベンさんのように、ある出来事を機に言語能力に驚くべき変化がもたらされる例は、他にもあるようです。

 2010年、あるクロアチア人少女(13)が目覚めると、まるで母国語のようにドイツ語を話せるようになっていました。また2013年7月、モーテルで意識不明の状態で発見された米海軍の退役軍人が、記憶喪失に陥りながらも、なぜか流暢なスウェーデン語を話すようになった例も報告されています。


 さて、このような不思議な現象はなぜ起こるのでしょうか。何らかの衝撃が脳に加えられることによって、一部がダメージを受けたり、一部が活発化した結果であると考える脳科学者や神経科学者もいますが、まだ確かなことは分かっていないようです。いずれにしても人間の脳には、まだまだ私たちの知らない神秘がたくさん眠っているのかもしれません。

tocana

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