4歳のキッズが喜ぶ「初めてのライフル」 ― 米で銃規制巡る議論再燃

TOCANA / 2014年9月10日 15時0分

写真

 スカートやサンダル、そして人形などに囲まれた女の子らしい部屋に合わせてピンク色に統一して少女が手に持っているもの......。それはオモチャではなく、アメリカで販売されている22口径の本物のライフル銃だ。

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2014/09/post_4793.html】


■子どもに銃をプレゼント

"最も低年齢向け"にクリケット社が『My First Rifle(僕/私の初めてのライフル)』というキャッチフレーズで販売を展開しており、親達がこぞって子供達にプレゼントするのだという。驚いたことにこの写真の少女はわずか6歳である。

 アメリカでは銃を取り扱う文化が根強いが、先月、8月28日にも9歳の女の子が銃を練習中に、インストラクターが死亡するという痛ましい事故が起こったばかりだ。

 亡くなったのは教官のチャールズ・ヴァッカさん(39歳)。アリゾナ州にある射撃練習場で、練習する少女の横に立ち、銃の打ち方を指導していた。少女は単発モードでは問題なく銃の操作ができていたが、ヴァッカさんが銃をオートマチック設定に切り替えたところ、銃撃の反動で銃が上向きになり、発射した1発がヴァッカさんの頭に当たってしまった。彼の最後の言葉は「大丈夫、次はオートだ」「銃撃の反動が来るから気をつけて...」。

 この事故を受け、アメリカでは幼い子供が危険な銃を扱える現状について議論が再熱している。


■増える子供の銃事故

 アメリカでは5歳から、大人の監督下で22口径のライフル銃を打つことを認められている(他の口径であっても『キッズ向け』として売られている場合も多いという)。

 事故の際に使されていたのはイスラエル製のサブマシンガン「ウジ」で、なぜ子供にこのような大きな銃で訓練させていたのか、少女の両親に非難の声が上がっているが、現地の検察によると訓練を行ったヴァッカ氏にも責任があると判断しているそうだ。

 同様の悲惨な事故は6年前にも起こっている。2008年にマサチューセッツ州で開かれた銃展示会で、カボチャに向かって短機関銃を試射した8歳の少年が反動を制御できず、自分の頭部に被弾して死亡する事故が起きたのだ。

 だが、この事故後も実際に何らかのアクションを起こしたのはアメリカ内でコネチカット州のみであった。コネチカット州では、射撃場を16歳未満立入禁止にする法律を採択した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング