批判殺到! テレ朝「怒り新党」番組内で “宿敵“産経新聞を燃やしたのは意趣返しか?

tocana / 2014年9月20日 8時0分

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 10日夜にテレビ朝日系で放送された『マツコ&有吉の怒り新党』のワンシーンが問題となっている。

 番組冒頭、サバイバルのお役立ちグッズを紹介するコーナーで、火起こしの道具が取り上げられ、そこで産経新聞が燃やされたのだ。新聞は、くしゃくしゃに丸められていたが、産経新聞の特徴である青い誌面レイアウトはしっかりと映しだされていた。これに対し、ネットでは「姑息すぎて驚いた」「幼稚」「これはひどい」など、批判する意見が相次いでいる。

 通常このような場面では、系列会社の新聞を用いることが通例とされ、テレビ朝日の場合には朝日新聞となるはずだ。

 かねてより産経新聞は朝日新聞批判を展開しており、さらにこの夏に勃発した従軍慰安婦問題をめぐる訂正報道を受け、論調はさらに加熱していた。また、テレビ朝日では『報道ステーション』において、これまで触れられてこなかった朝日新聞批判が解禁されると報じられたばかりだった。このタイミングでの"宿敵"産経新聞の炎上は、何かの意趣返しではないかと深読みするネットユーザーもいる。

「番組収録に用いる小道具はAD(アシスタントディレクター)が用意します。問題のコーナーは、スポンサーから提供された商品を取り上げていますし、火も使うのでタレントに万が一のことがあってはいけない。安全確認を含めた事前のリハーサルは必ずあったはずです。たまたまADが用意した新聞が産経だったとしても、現場や収録後のプレビューなどで多くのスタッフの目に触れる。その過程で問題が指摘されなかったのが、不思議でしょうがないです」(番組制作会社ディレクター)

"炎上"したのは8月19日付けの産経新聞東京本社最終版である。新聞は夕方から夜中にかけて細かく締切時間が設定されている。地方へは輸送時間がかかるため締切が早く、最終版は都内周辺に配られる。番組は東京都内で収録されていると見られるため、最終版がスタッフルームなどに転がっていたとしても不思議ではない。

「業務の指示において、新聞の銘柄まで細かく指定されることはないでしょう。悪意なく用意されたものが、そのまま流れてしまったのかもしれない。ただ、問題が見逃されてオンエアされてしまうことは、番組制作体制がずさんだと言わざるを得ませんね」(前出・同)

 産経新聞をめぐる因果は他にもある。1968年12月10日に発生した3億円事件では、現場に残された犯人のメガホンに付着した新聞紙片が産経新聞のものであった。犯人はメガホンを塗るためのマスキング素材として産経新聞を使ったことになる。

 紙片は「品」の活字一文字のみであったが、成分分析などを繰り返し事件発生の4日前にあたる、1968年12月6日の産経新聞13版11面の一文字であることを突き止めた。新聞が刷られた輪転印刷機から販売店まで特定されるも、時間が経過していたため事件解決には至らなかった。

 時に炎上、時にマスキング素材と、さんざんな使われようの産経新聞であるが「モノを言う新聞」として今後も骨太の報道を展開してもらいたい。
(文=平田宏利)

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