キリストの隣にヒトラーが立つ宗教画!? 75年前の絵をめぐって大騒ぎに!

tocana / 2014年11月22日 10時0分

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 決して他意はなくヴィジュアル的インパクトを狙った"ナチス親衛隊コスプレ"のミュージシャンやアイドルが時折、欧米からの予期せぬ批判に晒されることがある。第二次世界大戦の終戦から70年が過ぎようとしている今日でも、欧米では「ナチス」や「ヒトラー」を連想させるものに極めて敏感であることは事実だ。そして今回、あろうことかキリストの隣にヒトラーが並んで描かれた宗教画が発見されて注目を集めている。

【その他の画像と動画はこちらから→http://tocana.jp/2014/11/post_5234.html】


■キリストに並んで立つ"ヒトラー"

 独バイエルン州・ホーフ市の教会内に掛けられている宗教画に、キリストと共に"ヒトラー"のような男が描かれていることが報じられ、世間を賑わせている。この教会が奉献された1939年からこの絵は講堂内に掛けられていたという。

 絵を詳しく見てみると、中央に立つ頭部に後光が差している人物がキリストであることは明らかだ。そのキリストの前にひざまずき、何かを訴えている男がいる。その男の左に立ち共にキリストに何かを具申している者は男の妻か親族なのかもしれない。

 そして問題の"人物"はキリストの右側に立っている。こちらに背を向けてキリストの顔を見つめている口ヒゲのあるこの人物が"ヒトラー"ではないかと目されているのだ。

 そういわれて改めて見返せば、この人物のいでたちはどことなく軍人風である。衣服は国防色っぽいダークグリーンで、頑強そうなブーツを履き、背筋を伸ばして立つ姿も堂々としている。


■絵が掛けられて75年経った今なぜ問題に?

 この教会が設立された1939年といえば、時代背景的にはナチスが全盛期を迎えていた頃である。この絵の作成年月日に関する情報はないが、当時のナチスの絶大な権力を鑑みれば、適当な画家を選んでヒトラーが登場する宗教画を描かせることは容易であっただろう。しかも、この教会はその当時ナチスに接収され"ナチス教会"と呼ばれていたことを指摘する近隣の住民もいるということだ。

 しかし、この教会の前の牧師であるマーチン・ゴエルケル氏はこの絵の「ヒトラー説」を否定している。

「この絵はヒトラーへの敬意を目的に描かれたものではないと思う。単なる偶然だったに過ぎない。当時を輝かしいものにしたいという一部の人々の思いが、この人物をヒトラーに見立てているでのはないか」(ゴエルケル氏)

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