やはり神! 『徹子の部屋』制作費500万円の秘密!!

tocana / 2014年12月14日 9時0分

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 1976年2月に放送を開始し、現在まで38年以上に渡って放送されているテレビ朝日の長寿番組が『徹子の部屋』だ。司会の黒柳徹子さんのテキパキとした喋り、そして印象的なテーマ曲を見聞きしたことがない国民は皆無と言ってもいいほど、日本の午後を彩る番組として多くの人々に親しまれている。

 そんな『徹子の部屋』に関して先日、「FLASH」(光文社)が気になる記事を掲載した。記事の中には人気39番組の制作費一覧が出ているのだが、この中で『徹子の部屋』は制作費が500万円となっている。他の番組は1放送あたり1,000万円単位の制作費を充てていることも珍しくなく、500万円は安い印象があった。果たしてここには何かカラクリがあるのだろうか?

「『徹子の部屋』の制作費の安さは確かに有名です。トーク番組なのでセットが毎回同じで、ロケなどもないのでお金がかからないですし、まとめ撮りができることも要因です。しかし、最大の理由は『徹子の部屋』が持つ番組イメージだと思いますよ」(テレビ番組プロダクション関係者)

『徹子の部屋』は毎回3~5回分がまとめ撮りされているという。他の番組でもまとめて収録を行ってコストを削減する方法は取られているため、これ自体は決して珍しいことではないが、関係者の言う"番組イメージ"とは何なのか?

「芸能人の中には、"進んで出演したい憧れの番組"というものがいくつかあります。自分が芸能人になる前から家族で見ていた番組に出て、自分が芸能人になった喜びを感じたり、親孝行をしたりしたいと考えているのです。その最たる例が『笑っていいとも!』と『徹子の部屋』。『いいとも』は終了してしまいましたので、今や多くの芸能人が1度は出たいと考えている番組は『徹子の部屋』だけになりました」(同・テレビ番組プロダクション関係者)

 たしかに幼い頃から見ていた番組に出たい気持ちは芸能人の中にもあるはずだ。しかし、そのような考え方と制作費に何の関係があるというのか。

「ゲストに出演依頼を行う際、安いギャラで出てくれるケースが多いのです。憧れの『徹子の部屋』に出られるならと考えてくれて、名のある芸能人であっても安く出てくれるわけです。その結果、ゲストの出演料を安く抑えることに成功しています」(同・テレビ番組プロダクション関係者)

 先日、福山雅治さんのラジオ番組『魂のラジオ』(ニッポン放送)が2015年3月で放送を終了することが伝えられたが、その際の一部報道に福山さんが芸能界に入った頃からあった"3つの夢"を全て叶えたためにラジオの降板を決めたというものがあった。その夢とはオールナイトニッポンのパーソナリティ、『笑っていいとも』のテレフォンショッキング出演、そして『徹子の部屋』への出演だという。これが事実だとすれば、たしかに『徹子の部屋』に安いギャラで出てもいいと考える芸能人が多数いてもおかしくはない。

 歌手が紅白出演に憧れたように、『徹子の部屋』に憧れている芸能人のおかげで、500万円という制作費で毎日の番組作りができているのかもしれない。

「『徹子の部屋』は平均して5%前後を獲得していますから、この予算でこの数字はテレビ朝日にとってはありがたい存在ですよ。しかも、この番組にはこれまで1万人以上の芸能人や著名人、政治家などが出演しています。そのため、ニュースで誰かの映像が必要になったときには『徹子の部屋』の過去素材を探せば確実にあると言われているほどです。そういう意味でも非常に重宝されている番組です」(同・テレビ番組プロダクション関係者)

 低予算で良質な番組を送り出すだけではなく、報道への映像提供という形でも貢献している同番組。今後もその放送回数を伸ばしていってほしい。
(文=吉沢ひかる)

※イメージ画像:テレビ朝日系『徹子の部屋』オフィシャルサイトより

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