ツマラナイのは当然! 関係者語る「正月特番」手抜きの実態!!

tocana / 2014年12月18日 10時0分

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 お正月を彩るテレビ番組と言えば、出演者が和服に身をまとい、豪華な顔ぶれが揃う番組が目立つ。お正月は家で過ごす方も多いため、各テレビ局とも力を入れていると言われるが、その一方で"実は手抜きも多い"との噂が聞こえてきた。

 近年は似た企画の番組が多いのは否めないが、手抜きとなれば話は別だ。一体、テレビ業界においてお正月特番はどのような扱いになっているのだろうか。

「手抜きかどうかは分かりませんが、正月特番は突貫工事で作っているケースが多いですね」

 こう話してくれたのはキー局の番組も手がける放送作家だ。

 現場の人間からすれば手抜きとは認めたくないようだが、"突貫工事"という言葉は聞くことができた。一体どんな形で番組制作がおこなわれているのか。

「お正月特番のラインナップは夏から秋にかけて決まります。1日のどの時間をバラエティ番組にするのか、どの時間を音楽番組にするのかなど、大まかなジャンルが割り振られます。そして、この時点でタレントのスケジュールを抑えに入るのです。番組内容は白紙であってもバラエティ番組をやると決まればタレントのスケジュールを12月の半ばあたりに数日もらっておくのです」(同・放送作家)

 番組のジャンルが決まっただけでスケジュールを抑えるとは不思議だが、これこそが突貫工事といわれる所以だという。

「それぞれのスタッフはレギュラー番組を抱えており、正月特番の企画会議が開けるのは11月の後半以降です。この会議をおこなってからキャスティングしていたのでは人気のあるタレントは抑えられません。そのため、まずはタレントのスケジュールを抑えるのですが、肝心の番組内容を決める時には既に主要な出演者が決まっている状態なので、企画は消去法で決めざるを得ません。たくさんタレントを抑えてしまっているような場合にはクイズしかやりようがないなど、企画が似たり寄ったりになりますし、薄い企画が多くなります」(同・放送作家)

 スタッフが忙しいために正月特番のアイディア出しは後回しとなり、その結果、タレントが先行して決まってしまい、そこに雁字搦めになって企画を練ることができなくなる悪循環にあるようだ。本末転倒とはこのことを言うのではないだろうか。

 さらに、年末年始ならではの特殊な事情も影響してくるという。

「年末年始は局内にあるスタジオや編集室はもちろん、その他の都内各所にある撮影スタジオや映像編集室もフル回転します。レギュラー番組の収録や編集やある上に数多くの特番制作も重なるからです。そのため、こちらも早め早めで予約してしまうのですが、普段なら多少時間が伸びても問題ないケースであっても、年末年始は次の収録が控えているので時間の延長ができません。本当はもっと収録したくても、諦めざるを得ないケースや編集室でもあまり凝った編集ができなくなるケースが続出します。つまり、突貫工事なんです」(同・放送作家)

 こうした事情が重なって、突貫工事による番組作りがおこなわれているのが最近のテレビ業界の風物詩だという。

 たとえ手抜きであってもそれで面白ければ何の問題もないが、果たして今度のお正月特番の出来は如何に。
(文=吉沢ひかる)

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