後藤健二氏と湯川遥菜氏の霊が呼び出された?「幸福の科学」の暴走が止まらない

tocana / 2015年2月6日 7時30分

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 イスラム過激派組織「イスラム国」に、民間警備会社経営者・湯川遥菜さんとジャーナリストの後藤健二さんが殺害されたとする動画が公開されてから、彼らの死を悼む声が日本だけでなく世界中から上がっている。

 この一件について、安倍晋三首相は、「テロリストたちを決して許さない。罪を償わせるために国際社会と連携する。日本がテロに屈することは決してない」と決意を新たにし、また「政府として全力で対応してきたが、誠に痛恨の極みだ。非道、卑劣きわまりないテロに強い怒りを覚える」と犯行グループを強く非難している。

 今後の対応にも注目が集まる痛ましい事件だが、この事件の核心に迫るべく動き出した意外な(?)人物がいる。それが、"霊言インタビュー"という斬新な手法を使い、数々のベストセラーを生み出している幸福の科学・大川隆法氏だ。

 「幸福の科学」は、機関誌「ザ・リバティ」で、これまでもイスラム国特集を組むなど中東問題について、国家と宗教の視点から掘り下げていた。今回は、機関紙のweb版にて、【追悼 イスラム国 日本人人質事件の真相に迫る】と題し、大川隆法氏の霊言インタビューを掲載している。

 当該サイトによれば、後藤さんは1月31日に大川氏が行ったイスラム国の最高指導者アブバクル・バグダディ氏の霊言に対し、一方の主張だけを発表するのは中立的ではないと、自ら希望して大川氏のもとに湯川さんを伴い、現れたという。ちなみに、今回は大川氏の身体に霊を降ろすのではなく、スピリチュアル・エキスパートと呼ばれる人たちに2人の霊を入れて行われたそうだ。

 このインタビューによれば、大川氏の元に現れた後藤さんは、自身の足を強くかきむしりながら「くやしい。なんで、オレが殺されるんだよ」と繰り返したという。また「『断固非難する』とか、安倍も菅も言っていたが、一切の情報を漏らさないで、結局、何もやってなかったんだよ!」と安部首相に対する不満を吐露し、「(イスラム国が)人を拉致して、殺したりするとか、YouTubeとか使って、大々的にネットを使ってやるっていうやり方自体は、やっぱり卑劣だと思う」と、イスラム国を批判したという。

 また、湯川さんは紛争地域に踏み入れた理由を告げたのちに、「アメリカは正義ですから。(中略)悪魔の人間たちをバッサバッサ殺していくんですから、正しいじゃないですか。(イスラム国の人々は)自分たちのことしか考えてないですよ」と、イスラムを批判し、アメリカの強さを賞賛したとされる。

 このインタビューは、「国際社会が模索すべきは、今回の霊言の中で大川総裁が指摘した、『ワールド・ジャスティス(世界的な正義)』の実現ではないだろうか」という大川氏の言葉を添えて締めくくられていた。

 幸福の科学によれば、信奉する地球神エル・カンターレとは、『幸福の科学』の本尊である、大川隆法総裁自身のことを指し、旧約聖書に登場する「愛の神」であり、イエス・キリストが信仰した「天の父」、さらにはイスラム教の「アッラー」などをも指導した存在だとされている。大川氏がもし、このような霊的次元の高い存在であるのだとしたら、霊から遺言をもらうのではなく、早急にワールド・ジャスティスに向かって力を行使していただきたかった、と思うのは筆者だけだろうか?
(文=本山文七)


※画像は『ザ・リバティ 2015年3月号』(幸福の科学出版)より

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