【生命倫理学】世界初の「頭部移植手術」を実施へ!! フランケンシュタインが現実に!?

TOCANA / 2015年4月14日 15時0分

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 現在、あるイタリア人医学博士が、恐るべき手術を計画していると話題になっている。それは、なんと「頭部移植手術」。まるでホラー映画のような話だが、どうやら本人と患者は、すでに実現に向けて動き始めているようだ。そのようなことが本当に可能なのか? そして倫理的問題は――? 詳細についてお伝えしよう。

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 今月10日、米「CNN」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、世界初の頭部移植手術に臨もうとしている患者とは、ロシア人のコンピュータ科学者ヴァレリー・スピリドノフ氏(30)。そして手術を構想し、執刀する予定となっているのは、イタリア・トリノ大学のセルジオ・カナヴェロ医学博士だ。


■自ら身体を差し出す男性の切実な願い

 スピリドノフ氏は、脊髄性筋萎縮症という遺伝性疾患を抱えている。これは、全身の筋力低下が起きるとともに様々な障害を併発し、患者の多くが20歳を迎える前に死亡するという不治の病だ。今から2年前、スピリドノフ氏は、以前から頭部移植手術について研究してきたカナヴェロ博士と連絡を取り始めた。自らに残された時間が少ないことを悟り、「たとえ大きなリスクがあろうとも、健康な新しい身体を手に入れたい」と、最後の望みに託すことにしたのだ。

「私は、カナヴェロ先生の構想を実行に移せるよう、自分の身体を提供することにしました。今まで先生と計画を練ってきたのです。まだ直接お会いしたことはありませんが、メールでやりとりしています」
「心配ではないかと問われれば、確かに心配です。しかし、ただ怖いだけではなく、楽しみでもあります」
「私には選択肢が少ないのだということを分かってほしいです。このチャンスを逃したら、私の最後は悲しいものです。(症状は)毎年のように悪化しているのですから」(スピリドノフ氏)


■恐ろしすぎる手術の方法とは?

 さて、カナヴェロ博士は、自身の構想する頭部移植手術を「Head Anastomosis Venture(頭部吻合事業)」、略して"HEAVEN"と名付け、「現代の医療技術で十分に可能なことである」と主張している。その驚愕の手順とは、次のようなものだ。

 まず、健康体のまま死んだドナー(身体の提供者)と、スピリドノフ氏の2人を、同時に頭部と胴体に切り離す。そして「ポリエチレングリコール」という化合物を接着剤のように用いて、スピリドノフ氏の頭部とドナーの身体を結合。さらに脊髄・筋肉・血管を縫合するという。その後、頭部と身体がしっかりと結合して傷が癒えるまでの4週間程度、スピリドノフ氏は昏睡状態に置かれる上、拒絶反応を抑えるために強力な免疫抑制剤も投与される。しかし目覚めると、新しい身体を自由に動かせるようになり、自らの声を失うこともないのだとか。

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