知床で凶暴ヒグマに遭遇!? ホェホェホェと声を発しながら近づいてきて...! ~登山のクマ対策~

TOCANA / 2015年4月16日 16時30分

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■ヒグマは凶暴か? 私が見たヒグマの素顔

 「クマが出た!」

【画像はコチラ→http://tocana.jp/2015/04/post_6164.html】
 
 登山道を男性が大慌てで降りてきた。彼を「大丈夫ですよぉ」となだめても、恐怖は収まらないようでそのまま下山していった。北海道知床での出来事だ。知床で登山をしている人たちの多くは、熊に出会うのを恐れているようだ。しきりに熊よけの笛を吹いている人もいれば、スズを何十個もぶら下げてジャラジャラ鳴らしながら歩いている人もいる。ヒグマはそんなに恐ろしい動物なのだろうか? 私は毎夏、知床で火山の調査をしている。熊に何度も出会っているうちに(本当はあまり会わない方がいいのだが)、決して凶暴な動物ではないと思うようになった。私は動物にあまり詳しくないが、自分の体験を元にヒグマについて述べたいと思う。あくまでも私の体験をもとに書くので、間違った解釈もあるかもしれないが、ご承知いただきたい。

 北海道の熊は「ヒグマ」という種類で、北米のグリズリーと同じ系統の熊だ。本州に生息しているツキノワグマと違って、とにかく大きい。アゴの力は強力で、鹿の骨をバキバキとかみ砕いてしまう(不気味な音だ)。しかし見かけによらず、怖がりだったりする。


■クマとの遭遇Vol.1

 あるときこんなことがあった。知床硫黄山の登山口で、夜真っ暗な中テントを張って寝ていた。うとうとしかけたころ、遠くの方からホェホェホェホェと低い声を発しながらヒグマが近づいてきた。真っ暗な夜。不気味だ。おそらく3mくらいまで近づいたと思う。私はテントの中で息を殺していたが、思わず、ゴホッと咳をしてしまった。すると、その音にびっくりしたのか、ヒグマは大慌てで逃げ出し、なんと、すぐ近くの崖から転げ落ちてしまった。真っ暗だったので、咳をするまでテントに気付かなかったのだろう。

 ちなみに熊の鳴き声を聴いたことがある人はあまりいないそうだ。

 ヒグマが人を襲ったニュースをたまに聞くが、私が知床で見たヒグマにはそんな凶暴なヤツはいなかった。むしろヒグマは人間を怖がって避けている。


■クマとの遭遇Vol.2

 去年の夏はこんなことがあった。山で調査をしているとき、ふと後ろを見たら10mほど離れたところに大きなヒグマがいて、恐ろしい顔でこちらを睨んでいる。そのときは、運悪くクマ撃退用のスプレーをリュックの奥の方にしまい込んでいた。
 
 今にも襲い掛かってきそうだった。ヤバイ! と思ったが次の瞬間、なんとそのヒグマは大急ぎで逃げ出した。そばには犬くらいの大きさの小熊が2匹いて、こちらを振り返りながら一緒に逃げていた。おそらく、彼らは誤って私に近づいてしまい、小熊とともにいたため私を威嚇していたのだろう。

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