子どもを“数分で眠らせる“絵本を心理学者が開発!! 抜群の効果にはどんな秘密が!?

TOCANA / 2015年9月3日 13時0分

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 哲学書などの難解な本を、睡眠薬代わりにして枕元で読むという話をたまに聞くが、その場合、果たしてどのくらいの時間で眠りに就けるのだろうか。先頃、アマゾンの書籍売り上げトップを記録したのは、子どもなら数分で眠りに誘うという驚くべき本だったのだ。

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■心理学を駆使した言葉選びと言い回しで眠りに誘う

 気になるその本とは、『The Rabbit Who Wants To Fall Asleep』。「眠りたいウサギのお話」、とでも訳せばよいだろうか。この本が、なかなか寝つけない子どもにお話を聞かせる「ベットタイム・ストーリー」の本として人気だという。

 作者は、スウェーデンの行動心理学者であり言語学者のカール・ヨハン・フォーセン・エルリン氏。なんと自費出版の書籍だというから、さらに驚きだ。ちなみに自費出版の本がアマゾンチャートの1位に輝いたのは、これが初の快挙であるとのことだ。

 ウサギのキャラクターなどのイラストも多い、全26ページの本の内容は、フォーセン・エルリン氏の専門分野である心理学のテクニックを駆使した言葉選びと言い回しで、子どもをリラックスさせて集中力を高めるとともに、効果的に眠りに誘うように構成されているということだ。

 読み聞かせている間、親はアクビを頻繁にさし挟むように求められ、イタリック体にしてある部分はゆっくり静かに読み上げるなど、読み方のテクニックも記載されている。挿絵の多い本ではあるが、ベッドタイム・ストーリーとしては子どもに語り聞かせるだけでよいという。

「いってみればこの本は言葉の"ゆりかご"なのです」と、エルリン氏は英紙「Telegraph」の取材に応えている。アマゾンのレビュー欄をはじめ、親たちの賞賛の言葉が数多く寄せられており、「これまで寝かしつけるのに2~3時間かかった子どもが、この本では12分で眠れる」や「読み聞かせて3分くらいで子どもがアクビをはじめて、10分以内に眠ります」など、その効果に驚くコメントも多い。また、このような優れた"ベットタイム・ストーリー本"をもっと多く出して欲しいと望んでいる親が多いことも明らかになった。


■口コミだけで大ブレイク

 エルリン氏は、これまでリーダーシップや自己啓発をテーマにした著書を執筆してきたのだが、ある日母親を乗せて少し長めのドライブ旅行をしていた際にアイデアがひらめいたという。ドライブ中に座席でスッと眠りに落ちた母を見て、これまで培ってきた心理学的な方法論を使って「どうやったら子どもをリラックスさせられるだろうか?」という考えがよぎったということだ。そしてこのアイディアを、信号待ちの間に手近にあった紙ナプキンに殴り書きして残し、後から検討に入ったのだが、持てるすべてのテクニックを駆使して完全なストーリーを組み上げるまでには3年半を要したという。

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