大量の犠牲者たち!? 実は修正要求が多い『大改造!!劇的ビフォーアフター』の裏側

tocana / 2015年11月17日 10時0分

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 世の中では建築業界がニュースを賑わせているが、テレビ業界における建築番組と言えば、『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日系)だ。この番組では自宅をリフォームしたい人の依頼を受け、匠と呼ばれる建築家が斬新な住宅へと生まれ変わらせており、幅広い世代の人々から人気を集めている。

 しかし、同番組には表に出せない裏事情があることを突き止めた。

「この番組は人気が高く、リフォーム代金が自腹であるものの応募者は多いです。しかし、放送された内容がすべて事実かと言えばそうではありません。匠がリフォームした内容に対して依頼主から不満があがることも多いのです」(テレビ番組制作会社スタッフ)

 放送を見ている限り、依頼者は大喜びして涙まで見せているが、不満とはどういうことだろうか。

「すべての依頼者がそうではないですし、全体的には仕上がりに喜んでいるのですが、『この箇所が気に入らない』などの不満を漏らすケースが多々あります。たとえば同番組では、狭い家をリフォームすることも多く、テーブルを普段は収納し、大人数が来た場合にはテーブルが伸ばせるような仕組みを作ることもありますが、こうした"からくり的な家具"に対して『要らない』と言われることが多いのです」(同)

 たしかに、アッと驚くようなからくり家具は同番組の見どころのひとつと言えるが、これが不評らしい。さらに、こんなケースもあるという。

「家族の希望があるわけでもないのに、親族の遺品を家の中に飾ったり、家のパーツとして使ったりするケースがありますが、これをやめてほしいと言われることもあります。また、お年寄りの部屋に可動式ベッドを付けたりと、使い勝手が悪いケースも不評ですね」(同)

 使い勝手が悪いのはたしかに面倒だ。しかし、なぜこんなことが起こるのか。

「あの番組で匠はデザイン費を取っていません。つまり、匠は無償で番組に協力しています。匠としては、あの番組に出て自分の能力を世間にアピールすることで、新規のお客さんを獲得したいのです。そのため、匠にしてみれば自己アピール用のコンセプトハウスを作っているようなもので、あえて斬新なデザインなども盛り込みたいと考えるわけですが、それが住民からすると迷惑なんです」(同)

 迷惑とはすごい表現だが、放送を見る限り、そのような片鱗はないのだが。

「あの番組は、デザインを匠に一任することを前提に依頼者を探していますので、放送上は匠が仕上げたままの形で放送しています。家族にとって気に入らない部分があっても、とりあえず放送用に撮影は進めます。そのため、みなさん笑顔で家の中を見ていますが、不満があるケースでは撮影終了後に修正工事を行っています。言ってみれば放送のために、とりあえずは我慢してもらって笑顔を浮かべてもらっているのです」(同)

 撮影終了後の修正とはおかしな話だが、匠にデザイン費を払わないため、番組内では匠の意向を優先したいと考えているそうだ。また、修正費用を依頼者が払うことはないため、依頼者としては番組に協力した上で修正してもらえるなら問題ないと考えているのだろう。それにしても、今後は少しばかり見る目が変わりそうな話でもある。
(文=吉沢ひかる)

※イメージ画像:Thinkstockより

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