「北海道の大麻は手招きをする」毎年、野生大麻を収穫していた男が語った“危ない真実”

　大麻（マリファナ）好きの人間の間では常識となっている話で、北海道には自生する野生の大麻が生えているという話をご存知だろうか。あのレゲエの神様ボブ・マーリーが初めてストーンした（キマって動けなくなること）のも北海道の野生の大麻だったという。

　そんな大麻を毎年北海道に収穫しに行っていたバイカー高田（仮名・40代男性）に詳しく話を聞くことができた。この話は本人の記憶によると約10年～20年前の話なので、現在北海道の野生大麻がどうなっているかはわからない。

――いつ頃北海道に大麻が生えていることを知ったのですか？

高田　友達にそういうことに詳しいヤツがいて「金もないし、でも大麻は吸いたいし。んじゃとりに行ってみよう！」って行ってきたヤツがいたんだよね。北海道でとってきた大麻を一緒に吸いながらその話を聞いていて、場所も地図を見ながら「この辺」とか言ってくるから「んじゃ俺も行こう！」ってなって友達と計画を立てたんだよ。

――どうやってとりに行ったのですか？

高田　話を聞いた友達は車で行ったらしいんだけど、俺はバイク仲間がいたからそいつらに相談してみて、バイクで行こうと思ったんだよ。北海道って昔からバイクツーリングのメッカでさ。俺達バイク仲間の間じゃ北海道にツーリングに行ってるヤツが山ほどいて、北海道を旅人がバイクで走ってるのなんて当たり前のことだから「こりゃ“ツーリング”と称すれば絶対いける」と思ったんだよね。

――ひとくちに北海道と言ってもかなり広いですが、どの辺に行ったのですか？

高田　最初に行ったのは道東北部にある某市だね。その街に川が流れてて、その川沿いにあるよって聞いたんで、まずはそこに行ってみたんだよ。今考えると、そんな情報だけで行っちゃうってのも凄いよね（笑）でもさ、本当にあったんだよ。見つけたのは夜だったね。あれはよく見つけたなと思ったけど、その場でとってきた。

――最初ってことは何度か行ってきたんですか？

高田　それから10年ぐらいは毎年秋になると行ってたよ。だいたい9月の終わりから10月中旬ぐらいの間の2週間ぐらい、ツーリングと称して行ってた。大麻は一年草だから毎年収穫できるんだよ。実りの秋が毎年楽しみだったね。

　毎年行ってると、いつもいなかった場所に警察がいたり、最後の方では、それまでいなかった白バイが出てきたりしたから、安全な場所の情報とか、キャンプできる場所を、帰ってきて仲間に伝えたりもしてた。