ヒトラーが絶対に誰にも見られたくなかった写真が発見される!

TOCANA / 2016年5月27日 13時0分

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 天性の弁舌の才能を持っていたといわれるアドルフ・ヒトラー。大衆を扇動する類まれな才能を持ち合わせていたことに間違いはないだろうが、戦後の研究でヒトラーの演説は念入りな準備のもとに行われていたことがわかってきている。

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■演説の“リハーサル”を行うヒトラー

 きわめて優れたパブリック・スピーチの技能を有していたヒトラーだったが、やはり演説の前のリハーサルには余念がなかったようだ。そして、ヒトラーが実際に演説の予行練習を行っていた写真が、最近になってネット上でも見られるようになっている。ヒトラーとしては絶対に見られたくなかったはずの写真の数々である。

 これらの写真を撮影したのは、1923年からヒトラー専属のカメラマンになった写真家のハインリヒ・ホフマンである。ヒトラーの友人でもあったホフマンが撮った写真は、ヒトラーのプライベートに迫るものも多く、この写真はヒトラーが過去に行った演説の録音を再生して、その時の演説を口ずさみながら身ぶり手ぶりをシミュレートしている模様を撮影したものだということだ。

 クーデター未遂事件「ミュンヘン一揆」の首謀者として1923年11月に逮捕、収監されたヒトラーだったが、裁判では持ち前の雄弁さが功を奏して、いったんは禁固5年の判決が下ったものの、1924年12月に釈放されることになった。この写真は釈放間もない頃に撮られたものだということだ。

 1年もの間身柄を拘束され、まったく政治活動ができなかったヒトラーが、過去の自身の演説の録音を聴きながら当時を振り返るとともに、早く群集の前に立ちたくてウズウズしていたのかもしれない。この時、ヒトラーは34歳。知らず知らずにオーバーアクションになっていくその姿は、ホフマンにとって絶好のシャッターチャンスだったということだろうか。

 演説の“リハーサル”にしばし熱中していたヒトラーだったが、もちろんホフマンに撮られていることは承知していた。しかしこの姿は、当時のドイツ国民には絶対見せられなかったであろう。部屋でひとり悦に入っているヒトラーの姿が公開されれば、大衆の大多数は幻滅しただろうからだ。もちろんホフマンもそれをよく理解し、プライベートショットとして撮影したのだが、ヒトラーはリハーサル写真はすべて破棄するようにホフマンに命じたということだ。

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