誰にも説明できない、しかし確かに存在する「アレ効果」の謎! 相対性理論の間違いが証明される可能性も!?

TOCANA / 2016年12月30日 13時0分

 ちなみに、ノーベル経済学賞について一言述べると、正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」であり、1968年にスウェーデン国立銀行が設立300周年祝賀の一環として設けたもの。つまり、本来ノーベル自身が想定していた賞ではないため、ノーベル財団は「ノーベル経済学賞」という名称を用いていない。

 ともあれ、アレは経済学者として業績を残しながらも、物理学にも生涯関心を抱き続けていた。そのアレが一時熱中したのが、振子の軌道を観測する実験だった。


■間違いなく存在する、不思議な「アレ効果」

 振子の軌道は、地球の自転に伴って少しずつずれていき、1日で一周する。アレは1954年、その様子を30日にわたり毎日観測したが、その最中の6月30日にフランスで皆既日蝕が発生した。そして、月が太陽の前を通過し始めると、なぜか振子の軌道が急速に変化したのだ。これは、アレにとっても予想外の発見だったようだ。さらに彼は、1959年10月2日の皆既日蝕の際にも同じ実験を行い、同様の結果を確認した。このように、皆既日蝕の発生とともに振子が異常な動きを示す現象が、アレ効果と呼ばれる。

 この発見はかなりの反響を呼び、その後、皆既日蝕が発生するたびに世界中の科学者がアレと同様の実験を繰り返している。

 例えば1961年2月15日、ヨーロッパで皆既日蝕が観測された時には、振子の振動周期がほんの少し早くなり、重力計の不調も確認された。1970年3月7日には、振子の周期が逆に少し遅くなった。2016年3月9日にもインドネシアで皆既日蝕が見られたが、この時にも密かに振子実験が行われた。そして、日蝕が発生する瞬間と終了する瞬間に、振子の軌道に異常が確認されている。

 もちろん日蝕の時にアレ効果が確認されないこともあったが、ほとんどの皆既日蝕の際に何らかの異常が観測されており、アレ効果自体は、もはや議論の余地なく実在するものと考えられる。しかし問題は、その原因である。


■誰にも謎を説明できない

 振子の軌道が、通常の割合と異なる急激な変化を見せる、周期が早くなったり遅くなったりする、重力計に異常が見られる、など観測された結果はさまざまだが、いずれも何らかの重力異常が生じたことが考えられる。しかし、現在主流となっている重力理論では、これらの異常を充分説明することができないのだ。

 現在主流となっているアインシュタインの一般相対性理論に基づく重力理論では、重力とはつまるところ空間の歪みとして理解されるべきものであり、物体が重力源に引き寄せられるのは、地面のくぼみにボールが転がって落ちていくようなものだと説明される。しかしこの理論では、日蝕時に時に振子の周期が早くなったり、逆に遅くなったりという現象を説明できないというわけだ。

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