【将棋】三浦弘行九段のスマホ騒動は“呪い”だったことが判明! 不吉の前兆「駒柱」連発の怪、羽生や谷川も犠牲に…!

TOCANA / 2017年6月23日 7時30分

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 よく「茶柱が立つといいことがある」と言われるが、将棋の世界でもよく似た迷信がある。それは「駒柱が立つと不吉なことが起きる」という迷信だ。

 駒柱とは将棋の対局中に縦一列に駒が並ぶ状態のことを指す。素人将棋でわざとやるならともかく、真剣勝負のプロの対局ではなかなか登場しない珍しい局面である。その珍しい局面が比較的最近、2016年7月の第24期 銀河戦の対局時に起きた。

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■三浦弘行九段と丸山忠久九段の対局で「駒柱」出現!

この日の対局では、不吉なことに将棋盤に縦9枚の駒が並んだのだ。対戦していたのは三浦弘行九段と丸山忠久九段。このふたりの名前を聞いて、ピンと来た方も少なくないのではないか。

 丸山九段に9枚の駒を縦に並べられた対局の3カ月後、三浦九段はスマホの不正使用疑惑に巻き込まれ、手にしていた竜王戦への挑戦権を失ってしまう。

 つまり、駒柱は三浦九段にとって不吉の前兆だったのだ!

 三浦九段の代わりに竜王戦への出場権を得たのは駒柱を発生させた側の丸山九段だった。渡辺明竜王と対戦した丸山九段は、竜王戦でも8枚まで縦に駒を並べ渡辺竜王を追い詰めるのだが、駒柱は完成せず、渡辺竜王は竜王位を守り切った。

 丸山九段にとってはこれが通算3度目の竜王位への挑戦で、3度とも敗退に終わったという点では、そもそも駒柱は丸山九段にとっても不吉の前兆だったのかもしれない。


■三浦九段のスマホ騒動周辺で「駒柱」連発の怪

 さて竜王位は守ったが、三浦九段のスマホ騒動で渡辺竜王は事件を告発した当事者のひとりとしてその後マスコミの攻撃の矢面に立たされることになる。また週刊文春の取材で「限りなくクロに近いグレー」と言うコメントを出してしまった羽生善治三冠もこの事件で立場を悪くした。

 実は、渡辺竜王と羽生三冠は2013年6月に行われた第84期棋聖戦の対局で、縦の駒柱よりもさらに珍しいと言われるナナメの駒柱を発生させてしまっている。

 その後、ふたりは“文春砲を撃つ側”に加担したまではよかったのだが、そのことでふたりとも逆に責任を問われる立場に追い込まれてしまったことになる。やはり駒柱の出現は、不吉の前兆なのだろうか?

 それが迷信とも言い切れないところが将棋界の怖いところだ。実は将棋界の大幹部にはもうひとり、対局中に駒柱を出してしまった男がいる。谷川浩司永世名人だ。

 谷川浩司は日本将棋連盟のトップにまで上り詰めたのだが、今回のスマホ疑惑の対応で混乱を招いた責任をとって会長職を辞任することになる。「心身ともに不調をきたすようになった」というのが辞任の際のコメントである。

 ちなみに、過去に永世名人の資格をもつ谷川浩司九段が駒柱を出したときの対局相手は、やはり三浦弘行九段だった。奇しくも2003年6月6日のA級順位戦という、66が並ぶ不吉な日にそれは起きていた。

 それでも「不吉の前兆」は単なる迷信なのだろうか?
(米短邦雄)


※イメージ画像:「Thinkstock」より

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