古代エジプトの絶叫ミイラ「名無しE」の“悲惨な死に方”が判明! 130年以上謎だった“父殺し”の刑がヤバい!

tocana / 2018年2月15日 7時30分

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 多くの謎に包まれている古代エジプト文明だが、科学技術の進歩とともに、これまで知ることができなかった事実が少しずつ明らかになりつつある。今回は、古代エジプトの絶叫謎ミイラ「名無しE(unknown man E)」がなぜ叫んでいるのか、その驚きの理由が判明したと、英紙「Daily Mail」(13日付)が報じている。


■絶叫ミイラの正体は?

「絶叫ミイラ」として知られるこのミイラは、古文書の記述とDNA鑑定から、エジプト新王国・第20王朝の2代目のファラオ・ラムセス3世の息子ペンタウアーだと確定している。ペンタウアーは“父殺し”としてエジプト史に汚名を残していることで知られており、古代のパピルス文書によると、自らの息子ペンタウアー王子を次のファラオにしようと目論んだ第二王妃ティイが、王家の関係者とともにラムセス3世の暗殺を計画、ペンタウアーもそれに加わっていたと言われている。

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 実はラムセス3世のミイラにもいくつかの謎があり、その死因が特定されていなかった。やっと暗殺の全貌が解明されたのは昨年3月のことである。トカナでも報じたが、ラムセス3世暗殺の実行犯は2人いたと見られている。1人はラムセス3世の正面から斧のような武器を振り下ろし、ラムセス3世の親指を切断。次に背後からもう1人の暗殺者が、ナイフのようなものでラムセス3世の首を切り裂き、殺害した。ラムセス3世暗殺後。ペンタウアーは、暗殺計画に加わった容疑で処刑され、ミイラ化されたと言われている。


■ペンタウアーはどのように殺されたのか?

 ペンタウアーの絶叫ミイラは、1886年にナイル川西岸で発見された。通常そこで発見されるミイラはリネンに包まれ、丁重にミイラ化されているものだが、絶叫ミイラは当時乾燥剤として使われていた鉱物であるナトロンに漬けられ乾燥させられただけで、粗末な羊皮に包まれていたという。

 当初、考古学者らは、絶叫ミイラの姿から、毒殺されたのではないかと推測した。しかし、近年の研究で定説を覆す驚きの事実が明らかになったというのだ。エジプト考古学庁によると、絶叫ミイラの首に見られる跡は、絞首された際にできたものである可能性が高いという。

「絶叫ミイラ、あるいは名無しEとして知られるこの恐ろしいミイラは長い間、研究者を悩ませてきました。このような普通じゃないミイラ化の手法はエジプト学者を困惑させ、数年前に私の指揮のもと、エジプト博物館の所蔵ミイラに関する法医学的データベースを作成するプロジェクトが始める前までは、誰ひとりとしてミイラの背後にある事実を突き止めることに成功した者はいませんでした」(元エジプト考古学庁長官ザヒ・ハワス氏)

 しかし、絞首刑で死んだ人間が、このように叫ぶような苦悶の表情を浮かべるものだろうか? ミイラの状況を見る限り、誰かに馬乗りにされ、首を絞められたかのような印象を受ける。少なくとも、現在の日本で行われているような処刑法ではなかったと考えられるだろう。より苦しみを感じる方法でじわじわと窒息させられたのではないだろうか……。およそ18歳でその生涯を閉じたペンタウアー。野望の代償はあまりにも大きかったようだ。
(編集部)


※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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