「北朝鮮の公開処刑は何度も見た」「内臓が飛び散ることも」脱北作家が処刑のリアルを語る! 口に猿ぐつわを嵌めて…(金柱聖インタビュー)

TOCANA / 2018年6月17日 7時0分

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 4月に『跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体』を上梓した作家・金柱聖(キム・ジュソン)氏は、関西生まれの在日3世である。多感な少年時代に「夢の楽園」とされた北朝鮮に祖父母と渡る。しかし、そこは思い描いていた楽園からは程遠い地獄であった。北朝鮮では、組織生活や労働を強要され、集団に従属しなければならない個人の自由などまったくない極貧生活を過ごさなければならなかったのである。祖父母を亡くした後、北朝鮮で苦労して1人で生きてきた金氏。やがて、金王朝を讃え、人民を文学で洗脳する「洗脳文学」作家として活動することになった。

 その後、脱北し現在は韓国に在住。現在も作家として北朝鮮の実情を伝えている。そんな脱北作家・金氏に、北朝鮮の残酷な公開処刑の実態などを語ってもらった。


■無職は死刑! 北朝鮮の公開処刑の実態


――ところで、北朝鮮では未だに公開処刑が行われているそうですが、金さんは公開処刑をご覧になったことがありますか?

金氏 公開処刑を初めて見たのが、北朝鮮に渡って3年ぐらい経った頃でした。その当時処刑された青年は、無職な上に子どもたちを殴ったりカツアゲしていたりしていたそうです。それで、青少年たちに悪い影響を与えるからという理由で絞首刑になったわけですが。北朝鮮では、職場も政治組織によって全部統制されていので、無職で職場がない人は犯罪になるんです。

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 たとえば、私がどこかの社員であったら朝鮮労働党員でもあるんですよ。もっと年齢が若い人たちは、男性なら朝鮮青年同盟員になります。女性の方は女性同盟員になります。つまり、どこかに所属していないといけない。だから、職場に行かないと組織所属関係からも抜けることになるので、犯罪とみなされる。個人主義は認められない国なんですよ。


――公開処刑ってどういった感じで行われるんでしょうか?

金氏 まずは、処刑の布告ポスターが張られます。公開処刑のお触れが出ると、組織的に指示が降りてくるんです。なので、その地域にいる住民たちは、団体で見に行くんです。処刑がある日は見に行くために仕事の手を止めるので、半日休みとなります。反逆者の見せしめ処刑ですから、政治的な目的で義務的に見に行かないといけないのです。


――場所はどこで行われるんですか?

金氏 だいたい処刑が行われるのは、学校の運動場とか広い場所ですよね。あの時は、私が通っていた男子高校でした。校庭にある演台の横に、3~4メートルの柱をトラックで持ってきて穴を掘って立てるんです。そして、その上に滑車を取り付けて縄を張ります。現在の絞首刑のほとんどが、足元の床が開いて落下した重みで首が締まる落下式ですが、北朝鮮では人力で吊り上げるんです。

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