夜な夜な不気味な童謡が流れてくる街のミステリー! 恐怖に怯える住民はノイローゼに… 意外すぎる結末に戦慄!

tocana / 2018年9月30日 7時0分

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 毎夜毎夜辺りが闇に包まれると、どこからか子どもの歌声が聞こえてくる……。そんなホラー映画さながらのシチュエーションが自分の住む町に起きたらどうする!?

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/09/post_18260_entry.html】

■夜中に団地から童謡を歌う子どもの声が……

 イギリス・サフォーク州の州都イプスウィッチに住む32歳の女性、アリス・コニントンさんは数カ月もの間、まさにそんな悪夢のような毎日につい最近まで悩まされていた。

 皆が寝静まった夜中に、どこからか遠くの方で金切り声で童謡を歌う子どもの声が繰り返し繰り返し聞こえてくるのだ。子どもの歌声自体は悲しい調子ではなく、そう恐ろしいものではない。

 歌っているのも『It's Raining, It's Pouring(邦題:雨の日も楽しい)』という、ごくごくメジャーな童謡である。だが一体どこから、そしてなぜ子どもが起きているはずもない真夜中に歌声が果てしなく続くのだろう。気味が悪すぎてアリスさんはノイローゼ寸前だった。

「毎晩起こされてしまうの、本当に怖かったわ」

 声が聞こえる時間は深夜1時、2時、4時……と日によってばらつきがあったが、歌も日によって1回だけの日もあれば、1時間にわたって何回も繰り返される日もあったという。

 ついに彼女は数カ月も悩まされてきたこの問題の解決を図るべく、地元の評議会に直訴することを決意。評議会の協力を得て歌声がどこから発せられているかを調べたところ、近くの工業団地が怪しいことを突き止めたのである。


イプスウィッチの町に響く童謡 動画は「YouTube」より
 ところが、現場を訪れた人々を待ち受けていたのは、皆の意に反して暗闇にたたずんでいる子どもの幽霊などではなかった。彼らが見たものは、人っ子一人いない真夜中の工業団地で、「It's Raining, It's Pouring~」と、アリスさんが聞いたのと同じ童謡を果てしなく流している拡声器だったのである。

■防犯アラーム曲を鳴らしたのは?

 幽霊の姿こそ見えなかったものの、暗闇の中で不気味に鳴り響く歌に肝を冷やしたであろうことは想像に難くない。議会のスポークスマンは「いやはや、深夜にこれを聞かされていた周囲の皆さんはさぞかし恐怖を感じていただろうと思います」と、同情を寄せている。

 調査の結果、この気味の悪い曲はどうやらセキュリティ・アラーム、つまり外部に設置されているCCTV(監視カメラ)に何か異常があった際に流れる曲であったことが判明した。工業団地の責任者によると、CCTVに何者かが映るとアラーム音(曲)を出して警告するという、犯罪防止策の一環であったという。

 では、毎夜誰かがこの地帯に忍び込んでいたのだろうか? 実はアラームを作動させる原因となった犯人は、なんとクモだったのである。

 最終的に議会では「クモがCCTVの周囲を這い回るたびにセンサーが感知し、アラームであるあの歌声が流れた」と報告され、今回の事件はなんともある意味衝撃的な結末を迎えた。

「近隣の方々には怖い思いをさせて申し訳ありませんでした」と関係者は平身低頭の体であったようだが、これを機に改善され町の平和な夜が取り戻せることを祈りたい。
(文=Maria Rosa.S)

※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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