竹内薫、ホーキング博士を語る! 博士の知られざる恋愛観や頭の中が判明「彼は何かぶっ飛んでた」

tocana / 2018年11月20日 7時0分

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 2018年3月14日、イギリスの理論物理学者スティーブン・ホーキングが亡くなった。難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながらも、精力的に研究を続けて最先端を走り続け、「車椅子のニュートン」と呼ばれた。

 9月25日にサイエンス作家の竹内薫氏が『ホーキング博士 人類と宇宙の未来地図』(宝島社)という著書を出版した。この本ではホーキングの宇宙論からその人生や死生観まで詳しく解説されている。著者である竹内氏にホーキングに関するインタビューを行った。

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――この本を書いたきっかけは?

竹内:僕は大学院で宇宙物理を専門にしていたんです。その分野ではホーキングっていう人は避けて通れないんです。絶対に論文を読まないといけないし、読んでみるとすごい独創的で、「こんなこと考える人がいるんだ」って圧倒されたような感じになる。

 それで今回ホーキング博士が亡くなって、結構ショックだったんですね。というのは、もしかしたらこの人は不死身なんじゃないか、という感じがあって。本来であればもっとずっと早く亡くなっていてもおかしくない病気を抱えていたので。やっぱり人間だったんだなあ、って。当たり前なんですけどね。それが執筆の動機ですかね。ホーキングっていう1つの現象を振り返ってみて、いったい彼は何者だったんだろう、人類に対してどういう影響を与えたんだろう、とかそういうことについて書きました。

――本の内容は、ホーキングの宇宙論などの理論的な部分にも触れつつ、彼の人生や人間性についても書かれていて、幅広いですよね。

竹内:理論として彼が何を言っているかだけだったら、20~30ページあればだいたいまとめちゃうことはできると思うんですよ。そういうのじゃなくて、いったいどういう頭脳からこういうものが生まれてきたんだろう、彼はどういう思想的な背景からこういう理論を出したんだろう、とか。数式から逆算して考えると、そこには人間としての彼がいるわけじゃないですか。それをあぶり出したいと思ったんです。

――ホーキングがこれほど有名になり、専門家ではない人にも名前が知られるようになったのはどうしてだと思いますか?

竹内:やはり『ホーキング、宇宙を語る』(早川書房)が売れたからでしょうね。あれが売れなかったら、いわゆる業界有名人で終わっていたと思います。ただ、なんであの本が売れたのかというのは非常に難しい問題で。実は、あの本自体はめちゃめちゃ難しい本なんです。宇宙物理を大学院とかでちゃんと勉強した人間が読んでも難しいんですよ。そうなった1つの理由は数式がないからなんです。

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