目薬の概念が変わる! 眼球にロボットを入れて“目の中を泳がせる”治療がヤバイ…眼科治療にブレイクスルー!

tocana / 2018年11月25日 7時30分

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 眼科医療にブレイクスルーが待ち構えているようだ。目の中を“泳いで”直接患部に薬を届けるナノロボットが開発されたのだ。


■直接患部に薬剤を運ぶナノロボット「マイクロプロペラ」

 ロボットといえばお台場にそびえる「機動戦士ガンダム」などの迫力にあふれる巨大ロボットを思い浮かべることが多いかもしれないが、実際は、ロボットは小さいほうへも進化している。先日にドイツの研究者が発表したのは、なんと人間の髪の毛の直径の200分の1という、ほとんど目に見えない極小のロボットだ。なんとこのロボットは、目に入れると自分で“泳いで”眼球の奥まで薬を届けてくれるというスグレ者なのだ。

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/10/post_18823_entry.html】

 ドイツのマックス・プランク研究所メディカルリサーチの研究者が先日発表したマイクロプロペラ(micropropellor)と名づけられたきわめて微細なロボットは、我々の眼球の内部の硝子体液に侵入して、その中を“泳ぐ”ことができるという画期的なロボットだ。

 人間の髪の毛の直径の200分の1の大きさしかないというこのマイクロプロペラはオタマジャクシ(あるいは精子)のような姿をしており、3Dプリンタでの量産が可能で、コントロールは磁場によって行う仕組みになっている。“機体”には薬品を積み込むことができ、磁場でコントロールすることで眼球の奥の網膜の部分にまで薬を運ぶことができるのだ。機体はニッケル製だが表面はパーフルオロカーボンでコーティングされており、人体の内部にあっても滑りやすく体組織を傷つけることがない。

 これまでの緑内障や糖尿病黄斑浮腫の治療では主に注射か目薬を点滴するにとどまっているが、薬剤を患部に到達させる正確性に欠けることは否めず、また眼球全体を薬剤にさらしてしまうリスクから逃れることもできなかった。眼球の異常がない部分までをも“治療”してしまうのである。よって、当然ながら患者にとって忍耐や苦痛を伴うものであった。

 しかしこのマイクロプロペラのシステムを活用することで、効率的に患部へ薬剤を投与することができるようになる。マイクロプロペラは人体の外側から磁場を当てることで前後左右に機体を操作することができる。眼科治療の世界にもうすぐ画期的なブレークスルーが訪れるようだ。


■死んだ豚の目の操作実験でノウハウを蓄積中

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