あと5年で爆発的に広まる「ブレインテック」3つを科学ライターが分析! 被るだけでダイエット、幽体離脱、脳の処理速度向上も!

tocana / 2018年12月7日 7時0分

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 IT企業を中心とする新興企業が、次の市場として狙っているのは人間――正確には人間の脳だ。神経工学を使い、脳を操作する。これをブレインテックという。

 今、ブレインテックが熱い。次々とベンチャー企業が起ち上がり、夢のようなマシンを作り出している。ブレインテックを使って、被るだけでダイエットできたり、ゲームのスコアを上げたり、明晰夢(幽体離脱の正体とされる、現実と区別がつかない夢)を見たりできる“魔法のヘッドセット”が登場したのだ!

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 ブレインテックと聞いて、脳に穴を開けてチップを埋め込む類のものかと思っている人もいるだろう。90年代にブレインゲイト社がブレインチップを開発し、2004年にはマシュー・ネーグル氏に移植されたが、彼は考えるだけでテレビゲームを操作し、文字入力を行ったことが知られている(ネーグル氏は2007年に逝去)。

 しかし、コンピュータとつながるために頭蓋骨を開けたいと思う人がどのくらいいるだろうか? だから現在の研究は、非侵襲型が中心だ。頭の外から脳の状態を調べたり、脳を操作する。


■1日45分、装着するだけで痩せる!?

『Modius』は“痩せる”ヘッドセットだ。1日45分着けているだけで体重が減るという、ドラえもんが出すようなマシンである。すでに369ユーロ(約4万7000円)でオンラインストアから買うことができる。使い方は簡単。電極が耳の後ろになるように被り、アプリをスマートフォンにダウンロードするだけだ。電気で脳が刺激され、痩せるというのだ。

 Modiusのオンラインサイトでユーザーレビューを読むと、

「カサカサの皮膚炎を治してくれてありがとう、Modius!」(スティーブ)
「副腎皮質ホルモンの副作用で太っていたけど、20年目にして初めて体重が減ったわ」(グラディス)
「使い出して、6~7インチはウェストが締まったな」(アダム)
「28ポンド落ちたけど、目標まで10ポンド足りないから別の方法を試してみるね」(アルバート)

……微妙にディスってたり、シリアスな病気だったりと、リアルな感想である。トンデモマシンと呼ぶには躊躇する、がしかし、実際のところこれがけっこうなトンデモなのだ。

 Modiusの肝である「tDCS(経頭蓋磁気刺激)」という技術は、現在はうつ病の治療などに使われている。脳に直流電流を流すと、強制的に脳の機能を起動させることができるらしく、これを使って脳の機能を操作したり、潜在能力を発揮させようというのだ。

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