【ショック】北朝鮮の名物アナウンサーが引退を発表! 後任はグラマラスな美女… 金正恩による独裁強化の思惑か!?

tocana / 2018年12月7日 7時30分

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 北朝鮮国営テレビの名物アナウンサー、リ・チュニ氏が引退することが明らかになった。同国の一大ニュースはチュニ氏が報じることが多く、日本はもとより、欧米では「ザ・ピンク・レディ」の愛称で親しまれていた。

 チュニ氏は1971年に朝鮮中央放送委員会のアナウンサーとして登用されると、めきめきと頭角を表し、アナウンサーのなかで最高位の「人民放送員」という役職にまで就いた。そのため、「重大放送」の際にはチュニ氏が担当することが多かったようだ。

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 だが、2012年以降、“後進育成”のためしばらくテレビ画面から姿を消し、死亡説まで囁かれるようになった。やっと画面に戻って来たのは2016年のこと。北朝鮮が4回目の核実験に成功したニュースを報じ、生存が確認された。

 そうした中、今回の引退発表である。チュニ氏は75歳と高齢であることから、引退もやむなしと考える向きもあるが、実はその裏に金正恩氏の強い意向があったようだ。

 英紙「The Sun」(12月5日付)によると、金正恩氏は「北朝鮮メディアの近代化」を望んでおり、そのため2011年12月に金正恩氏が北朝鮮の最高指導者に就任して以来、チュニ氏を意図的に起用していなかったのだという。

 金正恩氏はチュニ氏に替えて若い“グラマラスな” 30代の女性をメインアンカーに起用。チュニ氏は伝統服であるチマチョゴリを着ていたが、それも洋服に変更されてしまった。確かに金正恩氏の言うように、抑揚の効いた声と過剰演出で独特の雰囲気を奏でるチュニ氏のニュース報道は、“旧時代的”かもしれない。だが、独裁国家らしいニュース報道に、視聴者はある種の趣きを感じていたのも事実だろう。ちょっと寂しい気がするのは筆者だけではないはずだ。

 金正恩氏のメディア改革はアナウンサーだけにとどまらない。今年9月には、最新の機材を備えた新スタジオを公開。映像の背景にグラフィックを入れるなど、かなり編集にも凝りだしている。

「The Sun」は、こうしたメディア改革の背景には、北朝鮮人民が外部の情報に触れる機会が多くなったことが影響していると指摘している。たとえば、隣国である韓国のテレビ番組など、近代的な番組を知っている人々からすれば、北朝鮮のテレビ放送はあまりにも旧時代的に映るだろう。自国が周辺国よりも“劣っている”という劣等感は人民統制を困難にする。

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