ウォンバットがサイコロ状のウンコをする謎がついに解明! クソが四角ならば… 唯一無二の脱糞パワーに研究者驚愕

tocana / 2018年12月9日 7時0分

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 カピバラにしろアルパカにしろ、愛らしくてエキゾチックな生き物に、ついメロメロになってしまうのが人間の常らしい。中でも、ずんぐりむっくりな身体に、つぶらな瞳のウォンバットは、オーストラリアではコアラをしのぐ人気だという。

 だが、彼らの微笑ましい外見からは想像もできないことが体内で起こっているのをご存じだろうか? なんと彼らは世界で唯一、サイコロ状のフンをする有袋類哺乳動物なのだ。

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 ウォンバットがサイコロ状のウンコをする謎がついに解明! クソが四角ならば… 唯一無二の脱糞パワーに研究者驚愕の画像1
「Science Alert」の記事より

■ウォンバットの立方体のフンの謎

 ウォンバットの立方体のフンは、生物学界では長い間ミステリーとされてきた。しかし、今年発表された最新研究によると、そのメカニズムが徐々に解明されつつあるという。米ジョージア工科大学で流体力学を学ぶパトリシア・ヤン氏は、おちゃめな姿かたちをしたウォンバットが、驚異的な脱糞をするのに興味をそそられたと話す。

「最初は、フンの形がサイコロみたいだなんて信じられませんでした。本当かどうかググったくらいです。そしたら、コロコロのフンの画像が出てくる、出てくる。でも、やっぱり半信半疑でした」(パトリシア・ヤン氏)

 ヤン氏は同僚のデビッド・フー氏とともに研究チームを作り、オーストラリアから交通事故で轢死したウォンバッド2匹の腸を取り寄せ解剖を試みた。すると、肛門直前に四角いフンが詰まっているのを発見。チームは、ウォンバットの腸に謎を解くカギがありそうだと仮定して、特殊な風船を利用した実験を開始した。

ウォンバットがサイコロ状のウンコをする謎がついに解明! クソが四角ならば… 唯一無二の脱糞パワーに研究者驚愕の画像2
「Phys.org」の記事より
 ウォンバットの腸内で小さな風船を膨らませ、腸の伸縮性を計測してみたところ、場所によって伸びやすさに違いがあることが判明した。つまり、腸壁の硬い部分がフンのフラットな面を作り、伸びやすく柔らかい部分がフンの角部分を形作るのではと推察できたのだ。


■立方体のフンは縄張りに積み上げやすい

 このように、生物が腸の伸縮性を利用して、自らのフンにフラット&尖ったパーツを作り出すには、かなりのエネルギーを必要とする。

 ウォンバッドのフンが、自然界でどれだけ希少であるかがうかがい知れるだろう。ちなみに人間の場合、腸内で便の入っている部分は若干伸びて広がるだけだ。

 なお、なぜ彼らが「立方体の脱糞をする必要」があるかについては、ある程度究明されている。フンを積み上げて、自分の「縄張り」を示す習性があるためだ。岩の上など、よく目立つ場所に設置することが多いという。

 丸いフンでは転がってしまうが、角ばっていれば簡単には転がらないし、積み上げやすいからだそうだ。カワイイ顔して、実にコシャクなことをしてくれるウォンバット。ますますファンが増えそうだ。
(文=佐藤Kay)


※イメージ画像は、「gettyimages」より

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