【前橋スナック乱射殺人事件】稲川会、住吉会、“最も過激な組織”矢野睦会、殺害の手紙…事件発端とヤクザ抗争全貌がヤバい!

TOCANA / 2018年12月22日 7時0分

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 死刑確定後に週刊誌「週刊新潮」への告白手記で2件の殺人事件を自白し、殺人罪に問われた指定暴力団住吉会系元会長、矢野治被告(69)に対し、東京地裁の裁判員裁判は13日、無罪(求刑・無期懲役)の判決を言い渡した。楡井英夫裁判長は「被告の告白内容は信用できない」と述べた。

 矢野治被告が死刑囚になった原因は「前橋のスナック乱射殺人事件」だ。

●前橋スナック乱射殺人事件とは?

 この事件は2003年1月25日に、抗争状態にあった指定暴力団・住吉会幸平一家矢野睦会の幹部組員2人が元指定暴力団・稲川会系大前田一家系幹部らに対し、前橋市内のスナックで銃を乱射。一般市民3人を含む4人を殺害し、2人に重傷を負わせた事件だ。矢野治被告は実行犯の小日向将人死刑囚と山田健一郎死刑囚に、事件を指示した疑いで逮捕・起訴され、死刑を宣告されていた。

【その他の画像はコチラ→https://tocana.jp/2018/12/post_19183_entry.html】

●乱射殺人事件の発端となった出来事

この事件の発端は2001年8月15日に東京都葛飾区の四ツ木斎場で、後に解散した指定暴力団・稲川会系大前田一家の組員が、住吉会系幹部の通夜に紛れ込み、住吉会住吉一家向後四代目熊川邦男会長を殺害、同組組員を負傷させ、その流れ弾で住吉一家滝野川一家七代目遠藤甲司総長を殺害した事件の報復である。

 殺害した実行犯ら2人はその場で住吉会組員に取り押さえられたが、警察の説得で引き渡されていた。

 この事件での両組織の対応だが、稲川会は住吉会に対し、「実行犯を出した大前田一家に対し、“家名抹消”などを通達」「そのほか関連していたとされる組長も処分」するとし、両組織は手打ちとなっていた。しかし、大前田一家はその処分に納得せずに、暴力団活動を続けていたことから、幸平一家が大前田一家の組長らに報復を実行したとされている。

●最も過激な組織・矢野睦会

 その幸平一家でも当時“最も過激な組織”とされていたのが、東京都池袋に本拠を置く、矢野治被告が率いた矢野睦会であった。

 前橋スナック乱射殺人事件後も、住吉会は矢野治被告を組織の最高幹部の地位を外すことはなかったが、矢野治被告が週刊誌への告白後、組織名であった矢野睦会を改称し、組織として矢野治組長の除籍という処分を行い、全国の組織に除籍状を送った。

 今回殺人事件が無罪となったことで、この事件は幕引きかと思われたが、また新たな展開があったことが明らかになった。

 捜査関係者によると、矢野治被告が今年夏ごろ「配下の組員を2003年ごろに殺害したとする手紙」を警視庁に送っていたことが新たにわかった。

 トカナでも報じたが、年末に向けてさらなる逮捕者も噂されていると書かれていたのは、矢野治被告が警視庁に送った手紙の中に共犯者として色々な人間の名前が書かれているという噂が駆け巡っているからだ。

 とはいえ、警視庁は、この手紙の告発にも“曖昧な部分が多い”とみているが、前回の殺害の告白同様に、死体は発見されているため無視はできないという。ただ、死刑の引き延ばしをするだけの延命ともみられているのも事実だ。警視庁は事実関係の確認を慎重に進めているという。真相はいかに…。
(文=矢田やった)


※イメージ画像は、「gettyimages」より

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